ツァイスがソニーNEXと富士フイルムX用の3本のAFレンズの開発を発表

ツァイスが公式ブログで、ソニーNEXと富士フイルムX用のAFレンズシリーズの開発を発表しています。

New Family of Lenses for Mirrorless System Cameras

  • カールツァイスはフォトキナ2012でミラーレスシステムカメラのためのAFレンズの新シリーズを発表した。ツァイスのコンシューマーレンズのプロダクト&プログラムマネージャーであるDr.Michael Pollmann は、質疑応答に次のように回答している。
  • (どのセンサーサイズ用に設計されるのか?) 画質への我々の高い要求を示すために、我々はAPS-Cサイズのカメラに焦点を合わせることを決定した。
  • (レンズの焦点距離は?) 3つの単焦点レンズの開発が既に行われている。12mm F2.8、32mm F1.8、50mm F2.8マクロだ。
  • (ズームレンズは?) 単焦点レンズからスタートするつもりだ。ズームレンズはまだ考慮中だ。
  • (どのマウントに対応するのか?) ソニーEマウントと富士フイルムのXマウントだ。
  • (一眼レフ用レンズのようにMFレンズになるのか?) 新シリーズのレンズは、カメラの全ての機能をサポートするAFレンズになる。MFも可能で、加えてXマウント用ではマニュアルでの絞りセットも可能になる。
  • (鏡筒は金属製になるのか?) 高いクオリティを維持しながら、一方で軽量化も試みている。クオリティと重量のベストな妥協点を探している。結果として、複数の素材を使うことを決めている。強度や精度から金属が不要な部分には、より軽い素材を使用する。
  • (価格は?) 正確な価格はまだ分からないが、1000ユーロ前後になる。
  • (レンズはどこで生産されるのか?) 信頼できるパートナーのグローバルな生産ネットワークを使用する。レンズは日本で生産されるだろう。
  • (マイクロフォーサーズ用レンズは発売されるのか?) 我々は最初にこのセグメントで最も大きなセンサーサイズであるAPS-Cに注力するつもりだ。m4/3用レンズも製造可能だが、まだ決定はしていない。
  • (手ブレ補正は搭載されるのか?) 搭載されない。短い焦点距離のレンズでは必要が無いだけでなく、手ブレ補正ユニットは画質を損なうので、搭載しないことを決定した。
  • (最初のレンズが登場するのはいつになる?) 2013年の春/夏の発売を予想している。

 

シュナイダーのミラーレス用(m4/3用)AFレンズの開発発表に続いて、ツァイスもミラーレス用(ソニーNEXと富士フイルムXシリーズ用)のAFレンズの開発を発表しました。

ソニーNEXも富士のXシリーズもまだまだレンズが少ないので、この発表は両社のユーザーには大いに歓迎されそうですね。