ニコンD600とD800のRAWによる高感度ノイズの比較記事が掲載

CAMERA LABSに、ニコンD600とD800のRAWから現像したサンプルによる高感度ノイズの比較記事が掲載されています。

Nikon D600 vs Nikon D800 RAW noise

  • 撮影は、レンズはAF-S 35mm f/1.4をF8に絞って使用し、14bit RAWで標準設定で行った。ホワイトバランスは3130Kに設定し、アクティブDライティングは無効にした。現像はAdobe Camera RAWで両機ともに同一の設定(シャープネス70/0.5/36/10、ノイズリダクションは0)で行った。
  • 同じホワイトバランスの設定でも、D600は若干暖色系で色も濃い。
  • JPEGでの比較と同様に、D600はピクセル等倍で比べた場合はD800よりも若干クリーンだ。仔細に眺めると、ISO400から細かいノイズが出始め、ISO800になると差がより顕著になってくる。D600はこの小さなアドバンテージをこれ以上の全ての感度で維持しており、おおよそ1段分の違いがある。
  • D800の画像を24MPに縮小して比較した場合は、D800とD600のノイズは非常に似通ったものになる。
  • D600とD800のどちらが勝者かは、この結果をどのように判断するかによる。しかし、両機ともに実写で膨大な量のディテールを写しとることができ、ISO1600まではノイズも控え目で後処理で容易に消すことができる。大伸ばしや等倍鑑賞等で本当に36MPが必要なら、D800が低感度では優っているが、多くの人にとってD600は低価格でD800とほとんど同じクオリティの画像が得られるだろう。

 

この記事は1ヶ月ほど前に掲載されたJPEGによるD600とD800のノイズテストの続編です。RAWではJPEGよりもノイズが目立つので、D600とD800の高感度ノイズの違いがより明確になっているという印象です。

サンプルを見る限りでは、高感度では確かに1段分弱程度の差があるようですね。ただ、同じサイズの画像で比較するとノイズに差は無いようなので、プリント前提ならD800が高感度ノイズで不利ということもなさそうです。