- ペンタックスリコーの画像処理担当者に「1628万画素のK-5 IIからローパスフィルターを外してしまうと解像感は何万画素ぐらいアップしたことになるのだろうか?」と尋ねたら、「だいたい200~300万画素、増えたぐらいの解像感が得られます」と、きっぱりと言ったのには驚いた。解像感というのは「見かけ上の解像感」であって「数値的な解像力」ではない。
- K-5 IIsではローパスフィルターを外してしまっただけで「約1900万画素相当」の解像感のある画像が得られると考えても、あながち大ハズレではないのではないか。
- 実際にローパスフィルターありのK-5 IIとローパスなしのK-5 IIsを同じ条件にして撮り比べてみると(上記の計算通りかどうかは確定できないけれど)明らかにK-5 IIsのほうが細かな部分まで描写されていて解像感があった。
- 同じような方法で比較撮影をしたニコンD800/D800Eよりも、今回のK-5 II/K-5 IIsのほうが解像感の「差」があった。
19日にK-5 II /K-5 IIs の発売が開始されて、(アップローダーや価格コムなどで)サンプルもかなり増えてきましたが、特にK-5 IIsは非常に解像感が高く、等倍で見たときのK-5 IIとK-5 IIs の違いは、確かにD800とD800Eの違いよりも大きいという印象です。
K-5 II とK-5 IIs は特に遠景の解像感がかなり違うので、風景メインの場合はK-5 IIsが魅力的かもしれませんね。
通りすがりのトレーニー
それはそうですよ。ローパスフィルターは画素数が多くなるほど薄くなるわけですから。
TDS
K-5使いとしては買ですね あとはデジタル非対応のマニアルレンズとの相性が気になるけど購入して自分で試すしかないか?
fno
一瞬この表題を読むと、ペンタックスの方が解像感がよいといった先入観を持ってしまいました。
ペンタとニコンそれぞれのローパスフィルター有無の差を言っているのですね。
しかし、実写を見ると、遙かにリーズナブルなK-5IIsを使ってみたい衝動に駆られます。
munyon
良く言われることですが、ローパスレスによる旨味である
解像感だけが宣伝されていてちょっと不安ですね。
モアレの発生がどの程度悪化するのが気になります
服や建物の壁を撮るとモアレが発生するようだと困りますよね。
解像感の良さを宣伝をするのであれば、モアレの発生が
どの程度悪化するのか告知して欲しいものです。
てる
アップされた写真をみると目を見張る解像感の作例が多いですね!1900万画素相当とありますが正直ソニーの2400画素機より解像感が良いです。画素数と解像感は別物なんだとこのカメラを見て改めて思いました。
DryIce
Nikon D800のローパスフィルターはとても良いものを使っていらっしゃるのかも!
FT
理屈としては画素ピッチが狭いほどLPFは弱くていいわけですから、元々の画素ピッチが狭いD800&D800Eの比較よりは差が出やすいだろうと推測出ますが、やはりそのような結果になっているんですね。
もっとも、逆に言えばその分モアレも出やすくなるはずですが……
FT
先のコメントを書いたあとに気づいたんですが、公表スペックから画素ピッチを計算してみるとK-5IIの方が若干狭いですね……
ということは先ほどのわたしの発言は的外れで、となるとD800はK-5IIと比べてピッチの割に弱めのLPFを使用している or 解像感に優れる高級品を使っている、あるいは実はD800Eの方が??ということでしょうか。
2CF2E
D800Eって厳密にはローパス無効であって、余計な板切れが入っていることにかわりありませんよね?それって純然たるローパスレスと比較して、差が出にくいのは当たり前にも思えるのですが。
認識間違ってたら御免なさい。
しら
>munyonさん
ペンタックス自身はそんなに大きな声で宣伝していないような。
予想以上にK-5IIsの方が売れて驚いているみたいですし、それに製品紹介ページにもそれなりに大きく書いてあります。
またこのクラスのカメラを使う人にはそのあたり自己判断する能力を期待していいのではないかと思います。
K-5IIsを使っていますがもちろんK-5よりモアレは出やすくなってますね。
人工物を良く撮る人は安易にK-5IIsに飛びつかない方が良いと思います。
ただ格子模様などモアレ出そうだなーと思って撮った被写体でも格子の密度がそれほどでない場合は出ませんね。意外と出ないという印象です。
Du
う~ん「200-300万画素増えた」ってどういう計算しているんだろう?なんか怪しいなぁ。
そもそもローパスフィルターって量子化する際のアンチエイリアスで入れてるんですよね。
解像度が○○画素分上がるっていうのとは、ちょっと違うと思うんですが・・・。
ローパスフィルターレスが流行っていますが、言い換えるとセンサーの性能にレンズの
解像度が追いついて行けなくなっているわけで、あんまりいい事ではないような・・・
よ
K5とD800使ってます。同じような画素 ピッチだからk5とは等倍だと同じような解像感と思いD800買いましたが、K5の方が遥かに解像感高いです。(ダム28-75両マウント持っているのでライトルームにてraw比較したら)
解像感はK5で正直満足しちゃってます。解像感に関しては、むしろ800には感動がなかったくらいです。
ペンタQも使ってますが、極小ピッチなのに偽色は自然の中でも、渓流のしぶきや泡では結構目立った経験から800Eは避けました。Ⅱsでのモアレや偽色はどうなのか気になりますが、それが出なければ、今で満足しつつも買い替えたくなるかも。
ハ~ロック
レンズの解像限界が低ければローパス有無の差は出にくいでしょう。
画素ピッチはk5もD800も同じようなもんだから
レンズ性能を揃えないと比較にならない。
numan0403
「約1900万画素相当」の解像感って。。
本来これが1600万画素相当であってLPFがはいってるのが1400万画素レベルなんじゃないの??
ぱんた
画素ピッチはD800とほぼ同じですが
色々なサンプルや比較を見ると
K-5の等倍レベルの解像感はさほど高くないので
元々が多少強めのローパス仕様なのかもしれません。
K-30やK-01で解像感がUPしたとかいう話も
ちらほら聞きましたし・・・
petri
あれ?K-5Ⅱsってローパスレスなんですか?
無印より高いので、てっきりD800Eと同じく、
何かローパス効果を無効化しているものと思ってたんですが・・・
いずれにせよ撮影スタイルに合わせて、
ローパス有無が選べるのは良いことですね。
dddyuyuyu
ローパスレスと言っても、ニコンとペンタが違う仕組みでやっているようだ。
ニコンはLPFをセンサーから外したのではない、いろいろ仕込んでローパスレス効果を得たわけ。
ペンタは完全にLPFを外したみたい…という話が田中プロのブログにあった。
まぁ、でもなぜLPFのないk-5IIsの方が高いのかを聞きたいね。
スナッキー
ローパス無しの方が高いのは、組み付けのラインを別にする手間賃かな?
と推測。(別注品と思ってたら意外に売れてペンタびっくりの巻き)
どもん
好みや用途に合わせてローパス有り無しを選べる機種が出てきたのは面白いですね。
K-5Ⅱsはローパスを外したままじゃなく、
田中さんが言うとおり別の光学部材が入っているはずです。
光学的距離の整合を取るためなのはもちろん、
DRⅡで超音波振動させる板としても必要でしょう。
つまり従来K-5の部品を共用できない都合上、
開発コスト部品コストが別に必要なのは当たり前のことでしょう。
それが価格に乗っているのでは?
余談
D800Eの解像感がイマイチという話が結構ありますが、
ローパスキャンセルというやり方の問題ではなく、
レンズを選ばないと解像が不足し、並レベルのレンズだと
天然ローパス状態になってしまうのでしょう。
黒猫
D800Eの解像感がいまいちという話は本当のローパスレスではなくローパスを一枚は正規にもう一枚を逆に入れてローパス効果を無効にしてるからだと思います。
モレアが気になる人はK-5Ⅱを買えばいい訳で、K-5Ⅱsを買う人はモレアが出やすいと分かって買うのでそれほど取り立てて宣伝しなくてもいいと思います
d2
相変わらず田中センセの話はアバウトだなあ…
どのような構造の違いがあるかはデジカメマガジンに図が載ってました。「適度」な価格の差は「性能が良いほうが高い」ための値付けだと思いますけど。645Dの時にローパスフィルターが無いと安く出来るって力説してたのはペンタですし。
Ⅱsを買ってK-5と比較してみましたが、確かに精細感はあります。ただし、もう底が見えた感じで、これで1年戦うつもりかと思うと…。やっぱり画像処理チップとSDカード周りに手が入らなかったのは痛いですね。
レンジャー
>どもんさん
>D800Eの解像感がイマイチという話が結構ありますが、
>ローパスキャンセルというやり方の問題ではなく、
>レンズを選ばないと解像が不足し、並レベルのレンズだと
>天然ローパス状態になってしまうのでしょう。
>
これって等倍でもそうなら
ニコンのレンズが低性能って事ですかね・・・
いも
ニコンでは単純にローパスを外すとピント位置がズレるって話でしたから
K-5Ⅱsだとその辺の調整が必要になってくるのでしょうか。
ののわ
お披露目の時に試写に行きましたけど、その場のセミナーで「2400万画素くらいの解像感はある」と称しておりましたな。
自分で試写した感じもD7000を使ってる自分からすると、ⅡSの方が性に合ってました。なにより暗所での合照がとてもよろしかったですな。
素直にこれらは良いものだと思います。
まあ、あくまでも「解像“感”」なのですがね。
それで充分でしょうよ。
ぱんた
ペンタはローパスレスですがローパスの代わりにガラスを入れて
焦点面が変わらないようにしていますね。
ニコンはローパスの方向を変えて打ち消す方式ですが同じ理由です。
部品を共通させることが目的だそうです。
いままでと違う方式ですからUPは仕方ないと思う部分もありますが
ニコンは方向を変えるだけで5万もUPするの?(入門機か24-85が買えそう)
ペンタはローパス無いんだから差し引きゼロに出来ないの?
と少々疑問な点もありますかね。。。
*画質を求める人ならばこれくらいのUP幅なら買うだろうと盛ってる部分もあると思います(笑)
あとどちらの仕様が画質的に優れるのか、はたまた全く同じといえるのか
そのあたりもまだわかりませんね^-^A
KO
D800Eの高解像度を活かすためには
ニコン推奨レンズとブレを止めれる中型三脚で
ミラーアップさせ撮影してみてください
と、テクニカルガイドにあるので
先ず実践してみましょう
徳兵衛
横道にそれてすみません。
D800E使用者ですが、メインは「虎の子」の
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF2です。
素晴らしい解像力と、美しいボケが同居した超絶画像です。
RAWからそのままA4にプリントしても緻密さ、肌理の細かさで魅了してくれます。
但し、ジッツォと2秒間ミラーアップは必須!!。
K-5IIsもフジのX-Pro&XEもキチンと撮らないとその能力は本当に発揮できないでしょうね。ローパスレスは大歓迎です。
どもん
>ニコンのレンズが低性能って事ですかね・・・
ニコン自身が推奨レンズをアナウンスしている通り、
レンズによっては効果が薄いということ当然あると思います。
低性能というより、非常に高いレベルでの性能が要求されており
従来高性能と思われいたレンズでさえも、今後は分からないと思いますよ。
テクニカルガイドにミラーアップ&三脚推奨まで記載されていることからして、
ブレの要因を排除しないと性能が出にくいボディなのかも知れません。
K-5Ⅱsの作例に使われているのは高性能なスターレンズが多いため、
ローパスレスの効果によりレンズ性能が如何なく発揮されているのでしょう。
それと、K-5系ボディの静かなレリーズ機構がブレの発生を抑え、画像に悪影響を与える振動の影響が少ないのかも・・・・