オリンパスE-PM2は旧型から画質や使い勝手が大きく改善

ePHOTOzineに、オリンパスPEN mini E-PM2のレビューが掲載されています。

Olympus PEN Mini E-PM2 Review

  • E-PM1と比べると多くのボタンが追加され、タッチスクリーンが採用されて使いやすくなっている。しっかりとホールディングできるように、フロントグリップが追加され、リアのサムグリップのデザインも変更されている。モードダイヤルは省略されているが、タッチスクリーンがあるので、モードの選択はとても簡単に行える。
  • バッテリーライフはCIPA規格で360枚で、バッテリーが無くなるまでに350枚以上撮影することができた。
  • 動作速度のテストでは、AF、シャッターレスポンス(0.05秒以下)、撮影から撮影までの間隔(0.5秒)、連写速度(8コマ/秒)はいずれも素晴らしく、顕著に速度が落ちるのはフラッシュを使った撮影時(1.6秒)のみだ。電源を入れてから撮影可能になるまでの時間(0.4秒)も優秀だ。
  • キットレンズ(14-42mm)はフレア耐性が極めて良好で、広角端でも望遠端でも四隅までシャープだ。周辺部のハイコントラストの部分にいくらかフリンジが見られるが、それほど強くはない。
  • ノイズはISO200-ISO800では非常に少ない。ISO1600では若干ディテールが失われ、ノイズが増える。ISO3200でもまだディテールは良好で、ISO6400でもなお使い物になる画質が得られる。ISO12800とISO25600では顕著な画質の低下が見られるが、Web用になら使えるはずだ。このカメラのパフォーマンスはE-M5とほとんど同じだ。
  • オートホワイトバランスは、白熱灯下でも蛍光灯下でもとても良好だ。白熱灯のプリセットはごくわずかにグリーンに傾く。蛍光灯のプリセットはマゼンタに傾き、我々の蛍光灯のライティングに苦戦していた。
  • 動画はコンティニュアスAFや手ブレ補正が使用可能で、P/A/S/Mモードが選択可能だ。ウィンドノイズリダクションが搭載されており、録音のレベルも3段階から選択できる。
  • E-PM2は旧型のE-PM1よりも操作性や使い勝手が向上しており、その上、素晴らしいタッチスクリーンも採用されている。画質は素晴らしく、これまでのPENから大幅に改善されている。高感度はISO6400でも実用になり、これまでのm4/3機でベストの性能だ。コストパフォーマンスもとても良好で、エディターズ・チョイス賞を贈れることを嬉しく思う。
  • E-PM2は、コンパクトなミラーレス機を探している上級者にも、ハイクオリティな写真と高速なレスポンスを期待しているビギナーにも適したカメラだ。
  • 良い点: E-M5と同じセンサー、素晴らしい画質、高感度性能、HDRブラケット、ライブバルブ/ライブタイム機能、キットレンズの性能が良い、ボディ内手ブレ補正、アートフィルターが強化されている、8コマ/秒の連写。
  • 悪い点: パノラマモードが無い、HDRに自動合成機能が無い、アドバンストメニューは最初とっつきにくい。

 

レビュアーは、E-PM2をかなり気に入ったようで、コストパフォーマンスを除く全て項目で5点満点の非常に高い評価となっています(コストパフォーマンスは4.5点)。このカメラは、画質や操作性、ホールディグなど旧型から満遍なく改善されていて、かなり魅力的なカメラに仕上がっているという印象です。