キヤノンが明るくかつピントも合わせやすいスクリーンの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの明るさとピントの合わせやすさを両立するファインダースクリーンの特許が紹介されています。

・Canon ファインダー像を階段形状のマイクロレンズによって見易くする特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが明るさと容易なピント合わせを備えたファインダースクリーンの特許を出願中。 階段状のマイクロレンズを配置し、高さ、径、反射防止膜を最適化することで、この効果を実現するようだ。
  • キヤノンの特許: 複数のマイクロレンズ(単位ユニット)を二次元的に配置したスクリーンマット。マイクロレンズは中央部が最も高い6段以上の階段形状。マイクロレンズの配置ピッチ(5μmよりも短いと、回折による拡散の角度が大きくなり、暗くなる。30μmより長いと、粗いファインダー像になる)。マイクロレンズのFno.と撮影レンズのFno.を一致させるとピント合わせし易い。
  • キヤノンの特許は撮像素子のマイクロレンズ構造をファインダースクリーンに応用したもので、高さ、径、反射防止膜等の最適化を行い、明るさやピントの合わせ易さの改善を行うというもの。 マイクロレンズのF値依存性があるようで、全てのレンズに最適化することは難しいと思われ、最大公約数的にパラメータを決定するのだろう。

 

これまでのフォーカシングスクリーンは、明るさを重視するとピントの山がつかみにくくなってしまいましたが、この特許のマイクロレンズを使ったスクリーンが実用化されれば、明るくかつピントも合わせやすい理想的なスクリーンになるかもしれませんね。