・Canon EOS 6D: The best value for money in the EOS range?
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6D | 5D Mark III | 5D Mark II | 1D X |
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Overall Score (RAWによる センサーの総合点) |
82 | 81 | 79 | 82 |
Color Depth (色の再現域と分離) |
23.8 | 24 | 23.7 | 23.8 |
Dynamic Range (ダイナミックレンジ) |
12.1 | 11.7 | 11.9 | 11.8 |
Low-Light ISO (DxOの基準で許容できる 最高のISO感度) | 2340 | 2293 | 1815 | 2786 |
- EOS 6Dの総合スコア82は、EOS-1D X と同じで、キヤノンのカメラの中ではトップだ。ニコンD3Sやペンタックス645Dと同点だが、全体の順位は10位でトップのD800Eをかなり下回っている。
- キヤノンのセンサーは色再現とダイナミックレンジが弱く、D800Eと比べると色再現で1.8bits、ダイナミックレンジで2.2EV下回っている。とは言うものの、それでもなお許容範囲内の結果だ。
- 6Dが良好なのは高感度性能で、2340のスコアは全体で7位だ。キヤノンのカメラではこれを上回るのは1D X だけだ。実写ではISO3200でも心配することなく、とても高画質の画像を得られるだろう。
スコアを見る限りでは、6Dの新型センサーは多少の値の増減はありますが、基本的に5D Mark III のセンサーと同レベルの性能のようです。グラフでは、ダイナミックレンジはどの感度でも5D Mark III をわずかに上回っているようですが、他はほとんど同一ですね。
Robin
また5DIIIや1DXに遠慮して控えめな性能にするのでは、という危惧もありましたが、そんなことはありませんでしたね。実写レポートでも高感度性能の高さを見せていたので、納得です。出し惜しみのキヤノンの汚名返上ですね。
(やはりD600よりスコアは劣るようですが、もう気にしません。)
nao
どうしてここまでキャノンとニコンのセンサー性能に差がつきますかね~?
エンジンが優秀なのでJPEGに圧縮すると画に差はあまり出ませんが…
RAW撮りソフトで現像する人にとっては閉口してしまう差ですね。
画素ピッチが広い方が高感度などに有利なんて議論も今や昔ですね。
ぽん
不思議なのがD600より6Dの方が実際では高感度が強いようです。
この評価は正当なものなんでしょうか!?
A10
DxOMarkの計測方法による格付け等というだけ。
雑誌等では、D800等の方がダイナミックレンジが狭いとかいう意見も散見されるので、まあ、最後は人の感覚ですかね。
norinagao2000
うーんソニーセンサーすごい!でも6D買います(笑)
ぷん
ソニー曰く、うちは他所より二年先を行ってるだそうですね。
とおりすがり
>>ぽんさん
これはrawでの評価なんですよ。
jpg撮って出しならば、画像処理エンジンがキヤノンは優秀なので、高感度でもノイズレスになっているように見えます。
>>A10
キヤノンのカメラはハイライト側で粘るようです。
D800は暗部のダイナミックレンジに優れているようで、真っ暗なところを持ち上げてみたりすると、DRの広さに驚きます。
雑誌などは私もチェックしましたが、D800よりも5D3の方がDRに優れる、という評価の場合はハイライト部分での比較であったりします。
なので、D800の場合はややアンダー目に撮ると良いですね。
パックマン
つまり、キヤノンはノイズリダクションが強力ということですかね。素のセンサー自体の性能も上げてほしいところです。
wao
管理人さま、いつも興味深い記事をありがとうございます。
フルサイズのエントリー機みたいな扱いをするには失礼な高性能ですね。6Dを待てずに5Dmk3を買いましたが、複雑な気分です。
あたた
5Dmark3とD800が発表されてからのコメントではキヤノンユーザーの方にDxOに否定的な意見の方が多く、また一世代前のD700や5Dmark2が発表された頃の、コメントではキヤノンユーザーの方にDxOの評価を歓迎するコメントが多かったのを見ても、一般のアマチュアユーザーに関しては、生活がかかっているわけでもないので「自分のお気に入りメーカーに関しては評価が大分甘くなる、競合他社に関しては評価が厳しくなる」という傾向があるようです。
あばたもえくぼという言葉もあるように、それで当たり前のことなのです。
そういった個人の主観を除いて、淡々とセンサーの性能だけでスコアを出すといった評価方法はセンサー性能を測る上では非常に信頼の置けるものと思います。
それにスコアを見て一喜一憂するのも楽しいのですが、今発売されているフルサイズ機はオーバースペック気味で、腕が伴えばどのメーカーの物を使っても同じくらい綺麗な写真がとれますので、スコアはあまり気にせず自分の好きなメーカーで写真を撮ればいいのでは?と思います。
nanamu
>>とおりすがりさん
昔からのことですが、おっしゃるとおりNikonとCanonで粘る領域が違いますよね。昔からNikon機はハイライト側が急にばっさりと落ちる傾向がありますが、最近の機種だと特に顕著に感じます。反対にCanon機はローライト側が急にばっさり落ちるので、下手にトーンカーブをいじると暗部ノイズが妙に目立つことに・・・。
wa
フルサイズでもソニーセンサーが強いということですか… 一社独走はつまらないので、キヤノンにも頑張って欲しいところです。
画素ピッチでセンサーの大まかな性能を想像するのはもう無理なようですね。
PON吉
>不思議なのがD600より6Dの方が実際では高感度が強いようです。
単純にISO値を同一にあわせた比較って実はあまり意味がありません。機種、メーカーごとに感度の設定値が違ったりするので。
DxOはそこを合わせているから、実際のISO値での比較と差を感じるのでは。
にこにゃん
6Dとよく比較されるD600はあまり高感度性能は良くないですよね。ISO6400を超えると連続撮影可能枚数が減る
古い映像エンジンのようでした。
ニコンD700もそういう動きをしていたので、そこはウィークポイントでしたね。
Grr
キヤノン機がハイライト側にダイナミックレンジが広いという情報は、DPReviewのJPGで比較しているテストがソースになっているので、Rawで比較しているDxOがよりカメラの限界性能に近い結果を表していると思います。まあJPGのダイナミックレンジが広いという事も、用途によってはメリットになるんじゃないでしょうか。
DxOのダイナミックレンジと色の再現域と分離の項目は、主に低感度域でのテスト結果で、つまりそのカメラの限界性能を表しており、あらゆる感度で同じ結果が得られる訳ではない点を留意するべきかと思います。これら2つのスコアが高い機種が、下位の機種に高感度域で逆転されてしまう事もあるわけです。
池田シン
測定が正確なものと仮定すると、
D800Eと色再現で1.8bitsというのはちょっと大きいですね。 最近はRAWでもかなりの画像処理を掛けているようなので(センサーの直接データと言われていたことが懐かしい・・)、画像処理の違いなのでしょうか。 まぁ最後は撮れた写真が重要なんですが、ボディでニコンが上回っている傾向が気になります。
Aron
あたたさんのコメントが秀逸ですね
私は主にキヤノンとオリンパスのDSLRやミラーレスを使っていますが、目的に合わせて最適な機材を使えばいいんじゃないでしょうか
所詮カメラは写真を撮るための道具ですから
もっとも趣味としてのコレクション、スペック重視という楽しみ方を否定するものではありません
DxOのスコアで差はついていますが、最終的な出力の品質が確保できれば問題無いと私は思っています
特級厨師
値を見るときはScreen(リサイズ無)でも見た方が良いと思います。
Screen(リサイズ無)はリサイズしていない状態での計測値なので「実際に使う際のスコアはどうなのか」という目安になります。
※例えばD800の色深度やダイナミックレンジ、Print(リサイズ有)だと有り得ない値になっています。
そのような事を踏まえて、Screen(リサイズ無)で見てみました。
・ノイズ
D600と大体同じ
・ダイナミックレンジ
D600より2EV少ない。 (※ただしiso1600からは逆転)
・色深度
D800と大体同じ (※D800の最高値は22bit)
こんな感じでしょうか。
まとめると、
ノイズはD600とほぼ同じ、色深度はD800とほぼ同じ、ダイナミックレンジは低感度ではD600より下ですが、高感度では上です。
(こういう見方も出来る、ということで・・・^^)
ダイナミックレンジ、6Dはiso6400でも9EVの後半まであります。D600は8EVとちょっと。
実際に使うダイナミックレンジは10EV程度と考えると、広い感度に渡ってレンジが保証されるキヤノンセンサーはなかなかに優れている、という感想です。
数値としてはDxOベンチマークは非常に参考になると思います。Screen(リサイズ無)で見たら、ですが・・・。
JPEGの結果も参考に・・・
http://www.techradar.com/reviews/cameras-and-camcorders/cameras/digital-slrs-hybrids/canon-eos-6d-1098126/review/3#articleContent
じょう
私もあたたさんのコメントが秀逸だと思います。結局みんな自分の好きなメーカーに勝ってほしいんでしょうね。
D700と5D2のときは、鑑賞サイズを合わせて(Printで)比較するべきだと5D2ユーザーは主張していたように記憶しているのですが(D700ユーザーは逆だったかな)、D800と5D3になってからはピクセル等倍(Screen)で比較したものが正しいと主張されることが増えたように思えます。
Anonemousu
2月からデジカメinfoを見てるものです。
DxOの評価について素朴な疑問
ソニーはDxOの検査機を使っていて、キャノンは使ってないと理解してますが・・・。そもそもセンサーを作る(開発含め)時にはその時使っている検査機で測って性能向上をめざしてるのではないでしょうか。ソニーは社内的にDxOを基準にしてるからいいとして、キャノンは社内的に他の検査機で測定して開発してるとなると、このDxOの評価はキャノンにとってあまり意味のないことというか、低い評価になるのはしょうがないのではないでしょうか。
もうひとつの素朴な疑問。DxOのこの評価はセンサー直接のRAW出力を測ってると理解していいのでしょうか・・・。しかしながら各種補正、調整はセンサー内とその後(DIGIC等)両方で行っているのではないでしょうか。それはカメラメーカー各社が最適と思われるところで行っていてその比率的なものを含め各社同じとは言えないのでは。ですからDIGIC等からの最終出力以外他社間の比較の意味があるのでしょうか。たとえば想像ですが最初の1次的な出力ならば受光素子の色感度の補正や、1画素ごとのバラツキ等どこまで補正されてるか等、補正ステップが異なったりしてデータに意味があるのでしょうか。
以上、諸兄からご教示いただければ幸いです。
Grr
多くの人にとって、「実際に使う際」に参考になるのは、どちらかと言えばリサイズした状態でのスコアの方だと思いますよ。
例えば、等倍でのテスト結果が6Dのいずれのスコアよりも上回る800万画素のカメラがあるとして、そのカメラが "実用上で" 6Dを上回る画質を維持出来るのは、6Dの写真を2000万画素から800万画素相当にトリミングした状態で比較した場合のみです。
800万画素相当のプリントの為に6Dを使い2000万画素で撮って800万画素相当にトリミングする使い方は一般的でしょうか?違いますよね。普通はリサイズしますから。リサイズなしが一般的なら誰も高画素機なんて買わなくなるんじゃないでしょうか。
ただ、高感度でもダイナミックレンジが低下しないのはひとつのメリットだと思います。6Dは、 町乗りはイマイチ、クロカン程じゃないにせよ、走破性がそこそこの量産車な感じじゃないでしょうか。
ザムザ
リサイズなしというのは、いわゆる等倍鑑賞とか、同じドット数でトリミングして鑑賞するということですよね。
鑑賞方式は人それぞれでしょうが、
Grrさん同様、私も(同じ大きさに)リサイズして鑑賞する・比較するというのが自然な気がします。
BHANG
ソニーのセンサーの強さには驚きました
一昔前までは画素ピッチが広い方が高感度が強いと言われましたが、
今は一概にそうとも言えないんですね
技術の進歩とはすごいもんです
やまもも
私がDxOMarkのスコアを重視するのは高感度性能を知るためです。
星景写真を撮るので高感度性能は欠かせません。
天の川の淡い部分のような弱い光は高感度性能が高ければ写り、低ければ写りません。
つまりリサイズ云々は全く関係ありません。
写るか写らないか、それだけです。
ずん
え、みなさんプリントする時ってわざわざリサイズするんですか?
構図を弄りたい時のトリミングは別にすればフルサイズのまま印刷して
リサイズに相当する仕事はプリンタ任せ、という方が一般的には多いんだと思っていたんですが
実は少数派だったんでしょうか…。
あと、特級厨師さんが仰るようにリサイズ無しと有りでテスト結果が変わるということは
スコアに関連するS/N比等の傾向がDxOによるリサイズという画像処理によって
変わってしまっているって事ですよね。
リサイズ方法を一度考え直した方が良いのでは…、って気も。
んな事はDxOに直接言えと言われそうですが(笑
匡夫
>DxOによるリサイズという画像処理によって変わってしまっているって事ですよね。
単にDX0におけるノイズの定義基となる測定した標準偏差を画素圧縮比で補正しているだけで、画像処理とか実際の画素圧縮方法とかとは異なるよううな気がしますが・・・
章郎
>ずんさんへ
私もわざわざリサイズしません、普通プリンターまたはプリンターへの出力アプリでリサイズしてる訳です(どこでリサイズするかの違いだけです) 600万画素時代はリサイズしましたがこれは画素を増やしてA3などでもジャギーが見えないようにフォトショップなどでおこないました(バイキュービック方など)。大きなトリミングには今も有効な方法です。
60D持ち
毎度この話題は盛り上がりますね・・・
でも、実際に写真を見て「ソニーセンサーだからDRが違うね!」
とか言わないじゃないですか?
数値上では差が出ますが、僕らの感覚的に分からない差を
議論するのはどうにもなじめません。
ソニーセンサーが優秀なのは事実かと思いますが、皆さん
気にしすぎでは・・・
撮影してるときに実際気になる性能ってISO感度くらい
かなという気がします。
それとも皆さんはDRぎりぎりの真っ黒な部分を明るく見える
くらいまで持ち上げるような現像を結構されてるんですかね?
ガルカのぽこ
そういえば、Low-Light ISOの数値はISO1600から3200の間等になってきていて、
ISO感度は算術表記ですと見た目ではとても大きな差となっています。
ISO1600~3200の間の差では、1EVも変わらない訳ですから、
実際の画像を見てもノイズ感は顕著に違いはないと思います。
ただ、数値を見ると心理的には…ね。
(参考)http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO%E6%84%9F%E5%BA%A6
まうゆ
これだけの性能があれば5D3を買うメリットが無いような・・・
gf
リサイズのことですけど、自分は出力方法によって変えるのが普通だと思ってました。rawで保存しておいてプリントしたりディスプレイの壁紙にしたいとき調整済みのraw画像からその都度jpeg出力してます。
経験上プリントする際の解像度に画素数を合わせないと画像が眠くなってしまうと感じますし、フロンティアは300dpi出力です。なのでd800がでた時は面倒くさいのが出て来たなっていうのが第一印象でした。
章郎
リサイズについてディスプレイ(TV)で観賞するときはリサイズしておかないと表示に時間がかかりますよね。私もTV用はハイビジョンに合わせてリサイズします。プリントは厳密には一番アルゴリズムの良いソフトでやるべきでしょうが、それが画像処理ソフトかプリンターの出力ソフトか分かりかねます。だれか厳密なテストをした方は居られるでしょうか。
謎のカメラマン
Dxoの測定を信じる者はDxo Optics Pro使うべきだと思います。
私?もちろん使ってますよ。
特級厨師
別にPrint(リサイズ有)での比較を否定しているわけではありません。順位付けに興味がある方には良いのかも知れませんね。
Screen(リサイズ無)の計測値を見るのは「等倍での数値を見たい」というものです。
・ノイズの処理では等倍表示でのパラメータ設定が必要
・ダイナミックレンジもリサイズ無しの値の把握が必要
主にこの2点です。Print(リサイズ有)の値ではこれらは出来ません。
高画素のカメラに興味は無く、購入候補のカメラの画素数は大体同じものなので、Print(リサイズ有)を参照する理由は特にありません。
あとDxOの懸念点は、Print(リサイズ有)の数値を実際の計測値と思っている人が非常に多いということです。
D800、色深度が25.3ビットだと思って購入された方も多いのではないでしょうか?実際の計測値は22ビットです。
6Dにしてもダイナミックレンジは実際は12EVを越えていません。実際の計測値は11.4EVです。キヤノン初の12EV越えはしていないのです。
さて、例えばScreen(リサイズ無)の計測値が同じ中画素、高画素のカメラがあるとして、
高画素のカメラの画像を中画素のカメラの画素数にトリミングした場合でも、それはやはり同じ計測値の画像のままです。(単なるトリミングなので当然ですね)
こういう事例は普通にあると思いますが、Print(リサイズ有)の値としては同じ結果にはなりません。
その理由はDxOのPrint(リサイズ有)の値はScreen(リサイズ無)の計測結果に、元々の画素数に応じた係数を掛けたものだからです。(注:色深度でその点は確認しました)
Print(リサイズ有)の計測値だけを参照するとこういう事が分からなくなるので、注意が必要だと思います。
DxOベンチマークは感度毎のそれぞれの計測値を知ることが出来る便利なツールです。数値の意味・方向性を読み取るという方向で捉えたいと思います。
あとは参考程度に留める、というところでしょうか。
匡
>元々の画素数に応じた係数を掛けたものだからです。(注:色深度でその点は確認しました)
ですよね、標準偏差の合成ですから。
DX0のサイトの「ABOUT」に各評価値の算出方法が詳細に記されていますので、皆さん(興味のある方は)ご一読の上、DX0の測定の雰囲気だけでも感じてから議論されれば妙なすれ違いも減ると思うのですが。
Grr
話が堂々巡りになっていますが、普通の人はプリント及びディスプレイ上で縮小された写真の全体像を観賞するので、Print(リサイズ有)の数値を実用上の参考にするのは理に適っていますし、大多数が役に立つという事で、DxOがスコアの評価基準にPrint(リサイズ有)を参照してるのは間違いとは言えないですよ。順位付けに興味があるからではなく、自分の用途に照らし合わせた時に参考になるからです。かと言って、等倍観賞の目的でScreen(リサイズ無)を参考にする事は誰も否定しておりません。DxOはそういうもんだと捉えるしかないです。写真の楽しみ方は個人の自由ですが、その方法を無理に他人と共有しようとするから、妙なスレ違いが生じるのですよ。
特級厨師
>Grrさん
Print(リサイズ有)の値が、具体的に、どのような場面で参考になって、どのような用途で役に立つのでしょうか?
基本的にPrint(リサイズ有)は順位付けのためのものだと思っていたのですが・・・。
一番の疑問点は、もしPrint(リサイズ有)の値が実用上の参考になるとしたら、実際にリサイズ処理をすることで、ダイナミックレンジが1EVも拡大して見えたり、色深度が3ビット以上も上がって24ビットを越えた状態に見えたりするのでしょうか?
プリントやディスプレイ表示でそのような状態になるのでしょうか?(そもそもプリントで24ビット越えは無いかな?)
リサイズ処理というのはそういうものではないと、思うのですが・・・。
Grr
>具体的に、どのような場面で参考になって、どのような用途で役に立つのでしょうか?
写真として撮影するもの全てですよ。例えば6DとD800を全く同じ条件で画角一杯に人物を撮影するとしましょう。Screen基準で評価しようとするならば、D800は1600万画素相当の周辺部分を捨てる事になります。すると、D800で撮影した写真は当然ながら頭と膝下が切れちゃいますよね。頭と膝下が切れた写真と比較して、そこに実用性があると言えるでしょうか? 違いますよね。
まあ、実際にはテストチャート等を使用していると思いますが、もし仮にこの2台を厳密にScreen基準で比較するならば、サイズを揃える為にD800の100%の画角からキッチリ6Dの2000万画素相当の部分で構図を揃えなければいけません。当然、焦点距離も変わってしまいます・・・、といった具合で、Screen基準で厳密に公平性の高いテストをするのは非常に難しいと思います。
以上が、DxOのPrint基準が相対的に公平性が高く、また実用上で参考になるという理由です。
リサイズによるダイナミックレンジ及び色深度の上昇のロジックは、実はまだ私もよく分かってません^^;、しかし機種毎に条件を揃えている限りは、相対的な評価の参考にはなるんじゃないでしょうかね。折りをみてForumのログを漁って、それでも分からなかったら直接質問でもしようかと考えてます。
お幸
極論しますけどね。
特級厨師さんは、
ディスプレイのRGBが見える所までよったり、ベイヤー配列を見て、
DRや色深度が変わらないように見えるのでしょうか?
そう言えば、最初に触ったPCは、ディスプレイに固定で8色しか出ませんでしたね。ちょいと、懐かしいw
D4いいな
網点を使ったカラー印刷は局所を顕微鏡で拡大すれば、インクが置かれているかどうかという1ビット相当の色深度しかないわけですが、離れて鑑賞すれば複数の網点の強度が合成され、色深度が増加して見えるわけです。
家庭用プリンタのディザリングも、解像度が上がれば色深度が上がるしダイナミックレンジも上がります。
銀塩フィルムだって、粒子をどんどん細かくすることで画質を向上させていたではないですか。
お幸さんが挙げていたPCのグラフィック画像も、元は色深度はたったの3bit、ダイナミックレンジがRGB各1EV相当しかないピクセルを複数組み合わせることで、視覚上の色深度を上げ、ダイナミックレンジも確保していたわけです。
ピクセルあたりのダイナミックレンジや色深度が低くても、これらを複数組み合わせれば視覚上のレンジは広げることができるわけで、同じ面積ならより多くのピクセルを組み合わせることができる高解像度機の方が、視覚上のダイナミックレンジや色深度が上がるのは当然と思いますが。
章郎
何を持って公平な評価かは難しいですね、最終的な使用目的によっても違ってきますし。ただすでにDRも色深度もプリンターやディスプレイでの表示能力を超えているのでは?差が出るとすれば夜景でjpgで分からなかった空とビルのへり等をRaw現像で分かるようにするとき等でその差がでてくるのではないかと
フルサイズ派
写真鑑賞の楽しみ方の一つに等倍鑑賞というのもアリだと思います。
iPadに代表される、高解像度で寄り引き出来るデバイスの登場は、
さらにそれを加速し、かつデジタル技術が撮影だけでなく鑑賞の形も変えていくのでしょう。
しかしながら写真全体を鑑賞するには、特殊な場合を除いてリサイズされる事となります。
800万画素はA4プリントでもクオリティを十分に保証出来るサイズです。
2560*1200のモニターでも300万画素しかありません。
一般人が参考にするには十分ではないですか?
等倍の局部的評価より、よほど参考になると思いますよ。
Robin
毎度の事ながら、キヤノンとニコンのDxOMarkがでると紛糾しますね・・・
私はキヤノン贔屓ですが、比較はやはりPrintですべきだと思います。等倍鑑賞に意味が見いだせません。鑑賞時には、一定の大きさにプリントまたは表示して見るものでしょう?鑑賞時に、撮ったカメラの画素数なんて気にしません。写真集や作品展でも撮影画素数なんてわざわざ記載しませんしね。
A900
00と5D3を使ってますが、現在のニコンとキヤノンの差は妥当な値だと感じます。キヤノンには挽回して欲しい所です。
60D持ち
まだまだ紛糾しますね
読んでいて気になったのが
DRや色深度がリサイズによって変わるのはおかしい・・という理論
確かにおっしゃる通りな気がしますね
リサイズしたからといって今まで見えていなかった色が補間される
というのもおかしな話です。
分解能があがるからより詳細になるんだ・・というのであれば、
それは”分解能の話”なわけで、それは画素ピッチとレンズ性能
も含めた評価になるような気もします。
ノイズが減少してISO感度が上昇するのはなんとなく理解できますが・・・
この画素数で補正値をかけるprintによる評価は
見る側にも評価方法に対しての高い理解度が要求されそうですね
匡夫
>DRや色深度がリサイズによって変わるのはおかしい・・という理論
確かにおっしゃる通りな気がしますね
>ノイズが減少して・・・
DX0のDRなどの定義に沿って考えるとわかりやすいと思います。極言すれば実際の撮影のDRなどとは直接的には別のもの(といってはいいすぎかな?)。
・各画素の信号強度が有意味であるためにはその強度が「ノイズ」よりも大きいことが必要(SNRが1より大きい)。
・DRの下限側信号強度は「ノイズ」が減少した分さがり、DRは大きくなる。
・有意味な画素が増えれば、その組み合わせとなる「表現可能な色数」も大きくなる。
・「ノイズ」は画素の信号強度期待値と「観測値」の差の総量(分散)で定義する。
・「リサイズ」は隣接画素の加算平均として考えられる。加算平均により「分散」は小さくなる。
・したがって、DX0のDR等スコアはリサイズの比率で「分散」を補正し、標準化することができる。
という筋書きで全て「ノイズ」に関係付けられているようです。(英語読解力が非常に乏しいためDX0の説明を誤読していたら御容赦)
じょう
>匡夫さん
ご説明ありがとうございます(私もDxoのページで探したのですが、DRをどう定義しているのかについては情報がなかったようなので)。
リサイズでDRなどが拡大する理由はそういうことでしょうね。Dxoでは一定以上のSN比を確保できる領域をDRと定義しているのでしょう。暗部はどうしてもノイズが乗りやすいですから、輝度情報はあるんだけどノイズまみれで信頼性の低い部分はDR外として切ってしまっているんでしょうね。
リサイズするとSN比が向上し、暗部の使える領域が増えると考えれば、リサイズによりDRが拡大する説明がつきます。
傍観者
前に別の項で書かせてもらいましたが、技術の目的は最終的によい感性評価を得ることのはず。雑誌紙面上で鑑賞したのみですが6Dの描写も特に風景に関してはデジタル共通の平板さを私は感じます。どんな評価手法もこの実感を説明してくれたとき初めて意味があり、評価の過程の数値データは手段であって目的でなく、所詮参考程度のものとしか考えられない点Robinさん他の方々と同じです。
[機械に愛着を持ち身体の延長と感じるようになる過程で、自分の思考パタンが機械の動作原理そのもののようになっていくのは他の分野でもよく経験することで想像はできます。しかし技術や人間の理解は完璧でないのが常]
それにしても不思議なのは最終的にプリントされたものを見たときの印象(ほとんど見た瞬間の何か)が引伸しの度合いにあまり依存せず、総画素数に多少依存するように経験的に感じること。この感覚を数値的な特性からどう納得いくように説明できるのか私はまだ知らない(いつか知りたいですが)ので上記の通り思う次第。
これも今更ですがこと描写力に関する限り、現時点では主流のセンサー方式(ベイヤー)の中の機種による多少の違いより、ベイヤーとFoveon・銀塩との差の方が本質的と思います。
匡夫
>じょう さん
説明はDX0の「About」の「Sensor scores」及び「in depth measurements」に各算出定義式を含めて記載されています。
ただ、センサーの特性判定としては飲み込めますし、その有用性も疑いませんが、実際問題としてはカメラの評価軸として何故か釈然としない、物足りないモノも感じます、あくまでも私感ですが。
特級厨師
>お幸さん
特級厨師さんは、ディスプレイのRGBが見える所までよったり、ベイヤー配列を見て、DRや色深度が変わらないように見えるのでしょうか?
いえいえ、そういう事を言っているわけではありません。
リサイズでは、
・ハイライト~シャドーの明るさは基本的に変わりません。
(変わったら変ですよね?)
・ハイライトがくすむことがあります。
(再サンプル処理の影響です)
・解像は悪くなります。グラデーションがきめ細かくなったりしません。
(再サンプル処理の影響です)
プリントでは、
・ダイナミックレンジは8EVあるかどうかです。
データとして情報を持つデジタルとは根本的に違います。
インキは白~黒の範囲で明るさは決まります。
18%グレーからハイライトおよびシャドーがどれだけの幅が何EVか、というのは大体分かりますよね?
・色情報は24ビットが限界です。
(adobeRGBプリント)
こういう前提があるので、Print(リサイズ有)の値は実際には有り得ないと思うのですが・・・。
>Grrさん
何度も書いていますが、Print(リサイズ有)とScreen(リサイズ無)のどちらの値が
「比較をするための数値として適切か」
ということを書いているわけではありません。
ノイズ処理やトーンカーブ補正を行うのはリサイズ前です。(RAW現像ですから当然ですが)
Screen(リサイズ無)の値を参考にはされないのでしょうか。
あと機種比較をされたいのならば、D800にDXレンズを付けてD7000と比較というのはいかがでしょうか?あまり難しくはないように思いますが・・・。
Grr
>特級厨師さん
>何度も書いていますが、Print(リサイズ有)とScreen(リサイズ無)のどちらの値が「比較をするための数値として適切か」ということを書いているわけではありません。
それなら特級厨師さんが疑問に思う事が何一つ無くなると思いますが。定量的に比べる為に数値化してる訳で、比較をしない為の数値というのはあり得ないと思います。絶対的な見方をすればそもそも数値化する必要がないのですよ。
>ノイズ処理やトーンカーブ補正を行うのはリサイズ前です。(RAW現像ですから当然ですが)Screen(リサイズ無)の値を参考にはされないのでしょうか。
前回のコメントにも書いてますが、機種毎に画素数が異なるので、リサイズしないと被写体のサイズが揃わないからです。それが一般的にPrint(リサイズ有)の方が実用上で参考になる理由(正確には、DxOがPrintを評価基準にしている理由はこうだろう、という私の考え)です。
特級厨師さんがどのような被写体を撮影し、どういった形で観賞されているのか知りませんが、その上でScreen(リサイズ無)の方が参考になるのであれば、それはそれで何よりかと思います。その点は誰も否定しておりません。
お幸
特級厨師さんへ
反論いただき、ありがとうございます。
さて、このページでは、DxOMarkのPrintとScreenについて議論している
と思っています。
ですので、私は、
・アルゴリズムに再サンプル?を利用すること
・インクを使って印刷こと
・adobeRGB色空間を使うこと
・色情報に24bitの上限を設定すること
を、前提としていません。
で、特級厨師さんは、輝度EVと明度を混同しているように思います。
指摘だけでは、申し訳ないので、とりあえず、答えられるところだけ、答えます。
間違ってたらごめんなさい。
・ハイライト~シャドーの輝度は変わります、明度は知りません。
・光の合成では、くすみません。
# 印象派の巨匠に尋ねてみたいですね。
・DxOMarkは、解像度に関しての評価ではないので、コメントできません。
・インクがどれぐらいの輝度EVを持っているか、知りません。
インク自身は光を発していないので。
書かれている内容がよく分からなかったので、否定語が多くてすみません。
あしからず。
匡夫
やはり紛糾しますね。
「DX0が提示している値はセンサが提供する物理量をDX0の手法でDX0が測定したものあって、ヒトが印刷物やPC画面から受け取る情報量とは『直接には』関係しない。」と考えればよろしいのではないでしょうか。
「スクリーン」「プリント」「DR」「ノイズ」等は馴染み深い言葉であるため、いつの間にかDX0の世界の言葉であることから離れ言葉が一人歩きし始めているように思われます。
「スクリーン」が示す値も「プリント」が示す値も『物理量としては同一』であり、単に尺度(長さをミリで表すかインチで表すかのように)が異なるだけだと思えます。「リサイズ」も「画素数の正規化」と呼べばすっきりするような。
フルサイズ派
特級厨師さん
>あと機種比較をされたいのならば、
>D800にDXレンズを付けてD7000と比較というのはいかがでしょうか?
ハイビジョンテレビを購入する際に、アナログテレビのVGAサイズ(640*480)に切りだして比較しますか?
もしくはDxOのscreenの様にピクセル単位のリサイズで比較するのでしょうか?
メディアは必ずなんならの枠にはめられて比較されるわけです。
テレビならインチサイズ、写真ならプリントもしくはディスプレイの大きさですよね。