ツァイスがハイエンドクラスの85mm F1.4と、F1.4の広角レンズを計画中

Photo Rumorsで、ツァイスのインタビュー動画の内容が紹介されています。

Carl Zeiss has plans for new 85mm and a wide angle f/1.4 high-end lenses

  • この動画(※動画は元記事を参照して下さい)で、ツァイスのスタッフは、ツァイスがDistagon T*55mm F1.4と同じような新型のハイエンドの85mm F1.4とF1.4の広角レンズを計画していることを認めている。このレンズの製品ラインについては、数ヶ月前に次のように語られている。

    「このレンズ群はフルサイズ用のMFレンズで、要求の厳しいユーザーに妥協のない画質を提供することに力を注いだレンズ群だ。これらのレンズ群は、D800のような30MPを超える高画素フルサイズカメラに最適で、中判に近い性能だ」

  • もう1つのビデオインタビュー(※動画は元記事を参照してください)の内容は次の通り。
  • 他の全ての条件が同じなら、可能性としては、フルサイズからAPS-Cでは20-30%、フルサイズからマイクロフォーサーズでは30-40%レンズのサイズを小さくすることができる。
  • 新型のツァイス55mm F1.4の開発の狙いは、絞り開放でこれまでに例のない性能を実現することだ。このレンズの設計は2つの異なったレンズの組み合わせからなっており、50mmレンズとしてはこの種のものは初めてだ。
  • 当分の間はツァイスのキヤノン・ニコン用AFレンズは期待しないで欲しい。
  • ツァイスはMFレンズ群に手ブレ補正を付けることはできるが、手ブレ補正はいくらか光学性能を損なうので、近い将来に手ブレ補正を付ける計画はない。

 

ツァイスの85mm F1.4とF1.4の広角レンズは、Distagon 55mm F1.4と同じハイエンドシリーズになるということなので、かなり高価なレンズになりそうですが、どれほどの光学性能を見せてくれるのか楽しみですね。

また、Distagon 55mm F1.4はこれまでにない特殊な光学系を採用しているようなので、一般的な変形ガウスタイプの50mm F1.4との描写の違いが興味深いところです。