オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8はしっかりとした造りで画質も素晴らしい

SLRGearに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8のレビューが掲載されています。

Olympus 17mm f/1.8 M.Zuiko Digital (Tested)

  • 解像力は開放では隅がいくらか甘いが、画面の大部分はとてもシャープだ。絞ると解像力は増し、F5.6でピークに達する。F8では回折の影響が出始めるが、F11までは大きな影響はない。
  • 色収差はいくらか見られ、隅のハイコントラストの部分にシアンの色ズレが見られる。これはF1.8のような開放付近の絞り値のほうが若干目立つ。また、中央でもごくわずかなマゼンタの色ズレが見られる。
  • 周辺光量落ちはF1.8とF2で若干見られる(1/2EV前後)のみで、あまり言うことはない。これ以外の絞り値では、周辺光量落ちは無視してよい値だ。
  • 歪曲は0.2%のタル型でごくわずかな大きさだ。
  • AFはMSCテクノロジーが採用されており、高速で無音に近い。AF後には、いつでもフォーカスリングを回してピントを調整することができる。
  • M.ZUIKO DIGITAL17mm F2.8との比較では、F1.8の明るさが不要で解像力、色収差を妥協できるなら、17mm F2.8を選べば出費を抑えられる。また、F2.8はより小さく軽い。
  • M.ZUIKO DIGITAL12mm F2との比較では、12mm F2はより高価だが、17mm F1.8と同等かそれ以上の光学性能だ。
  • シグマの19mm F2.8 EX DNは、17mm F1.8よりもずっと安価で経済的だが、思いのほか高性能だ。パナソニック20mm F1.7も同クラスでは際立ったレンズだ。
  • このカテゴリのライバルは非常に多い。オリンパスはこのカテゴリでとても素晴らしいレンズを開発した。17mm F1.8はとてもしっかりとした感触で、画質も素晴らしい。ライバルと比べると、それほどシャープではなく色収差も少なくないが、ユニークなフォーカスシステムがそれを埋め合わせるかもしれない。

 

解像力は、開放では周辺部が若干甘いものの絞れば全域で十分な値ですね。オリンパスの17mm F2.8と比べると、光学性能は全体的に17mm F1.8が大きく優っているようです。

パナソニックの20mmやシグマの19mmも優秀なレンズですが、17mmとは結構画角が異なるので、使い分けるのが理想的かもしれませんね。