・Sony SEL 10-18mm f/4 OSS Lens Review
- 重さは225グラムで、このような広い画角のレンズとしては信じられないほど軽い。
- AFはまずまず速いが、しばしばAF精度で苦戦する。これは低コントラストの被写体や、薄暗い場所での撮影で特に目立つ。
- フォーカスリングはスムーズで抵抗があり、快適にMFでピントを合わせることができる。フォーカシングはインナーフォーカスで、フィルター枠は回転しない。
- 手ブレ補正は、10mmで1/2秒、18mmで1/4秒でシャープな画像を得ることが可能だ。
- 解像力は10mmでは中央は開放から既に素晴らしい値(excellent)だが、画面の隅は良い(good)に届かないレベルで、中央と比べると少し残念だ。F5.6に絞ると画面全域で素晴らしく改善し、中央は際立った値(outstanding)、隅は素晴らしい値(excellent)をわずかに下回る値になる。
- 14mmの解像力は開放で大幅に低下し、中央はかろうじて良い(good)のレベル、周辺部はまずまず(fair)のレベルだ。F8に絞ると大きく改善し、中央は際立った値(outstanding)、隅もとても良好な値(very good)になる。18mmの性能もほとんど同じだ。
- 色収差はほとんどの焦点距離・絞り値で3/4ピクセルをわずかに超える値で、まずまずよく補正されている。このレベルの色収差は、隅のハイコントラストな部分で少し目に付くかもしれない。
- 周辺光量落ちは、10mm開放で2.29EV、18mm開放で1.86EVで極めて目立つ。F11まで絞っても四隅ではまだ周辺光量落ちが目につき、絞っても全域で見た目に均一にはならない。
- 歪曲は10mmでわずか0.298%のタル型、18mmで0.219%の糸巻き型で非常によく補正されている。歪曲は画面全域で整っているので、後処理による補正は容易だ。
- フレア耐性はフードなしでさえ極めて良好で、光源を入れて撮影した場合でもコントラストは良好に保たれている。
- このレンズの欠点を理解している限り、このレンズで確実にハイクオリティな写真を撮ることができる。しかしながら、14mmから18mmの間の開放時の性能は残念なもので、少し絞ったときのような、高水準のレベルには達していない。
- 良い点: 鏡筒の造り、少し絞ったときの良好な性能、広角ズームとしては軽量、歪曲が小さい。
- 悪い点: 14mmから18mmの開放時の精彩を欠く性能、ローコントラストと暗所でのAF精度にいくらか問題がある。
ワイド端は良好な性能ですが、中間域と望遠端では開放時の落ち込みが少し大きいようですね。とは言え、少し絞れば急激に改善するので、絞り込んで風景を撮るケースなどでは全く問題はなさそうです。サンプルでは開放は少し周辺部が甘いようですが、F5.6やF6.3まで絞れば十分な画質という印象です。
名無しさん
うーんこれだとAF精度も開放時の弱さにしても夜間撮影には向かなそうで残念
はっちまる
このレンズを所有しております。
記事にある通り、逆光耐性は真に驚異的というべきほどで、広角でこれほどの耐性があるレンズは珍しいです。
また、開放で使うのはボケがいる時や暗所の手持ち撮影など、そこまで解像力が求められない状況が多いように感じます。
なにより、軽さ・逆光耐性・絞った時の描写と、コンパクトなNEXとの組み合わせは、登山にはもってこいの理想的なレンズだと感じています。
改札
超広角ズームで225gは素晴らしく軽いです。
言うまでもなくボディも非常に軽量なので三脚も軽くできますし、NDフィルターも付けられるので長時間露光にも対応できるなど、これはもう通勤カバンに忍ばせて、仕事帰りに夜景撮影するには最高のシステムです。
また描写力もレビューにある通りハイレベルなので、三脚に据えてじっくり風景撮影するにしても、期待に応えてくれる写りをします。
10mmの歪曲は樽型というより軽い陣笠のように思いますが、jpgはもちろんRAWでもIDCやライトルームで自動補正できますし、また歪曲収差や周辺減光などは、風景では敢えて補正しないほうが雰囲気のある描写になったりもするので、強制補正ではなく任意でON,OFF出来るのもいいですね。
超広角に関してはm4/3も考えたものの、7-14mmはフィルターを付けられないのが個人的には致命的で諦めただけに、NEXからこういう優秀な超広角ズームが出てくれたのは嬉しく思います。
単焦点にも良いレンズが揃ってきましたし、私の撮影用途では、後はしっかり写る標準ズームと、90mm前後のマクロがあればレフ機は殆ど必要なくなり、九割方はNEXで事足りるので、Eマウントには引き続き期待しています。
三戻
正直このレンズは使ってみると良さがわかる。
絞り解放はあまり使わないし絞るとガンガン良くなるので
撮影しててたのしいです。
万能レンズではありませんが、久々にハマった感を感じたレンズで
NEX持ち出す機会が増えました。
あらん
最近のNEX交換レンズは質・量ともに急速に改善されてきましたね。20mmパンケーキもなかなかの性能のようですし。リーズナブルなお値段なのもポイント高いです。
エントリー〜ミドルはEマウント、ハイエンドはAマウントと役割分担するのでしょうか?
サカナ
先日お借りして少しだけ使わせて頂きましたがこれがなかなか。
景色や花の撮影で逆光を気にせず、いろんな構図で撮影を楽しめました。
画質はそれなりかなと思いましたが、あれだけ軽くて手振れ補正付きと言うのは魅力的ですね。
以前に7Nと同時発売の噂が出たツァイスの12mm F2.8との比較を見てからですが、もしも値段相応の差を感じなければ当レンズを選ぶつもりです。
出来ればこの夏、山や海での撮影に欲しいレンズですね。
タク
シグマの8-16を持っていて、あちらも良いレンズですがE1018も追加購入しました。
遠景はどちらも良く解像しますが、寄って撮るとE1018の方が周辺のアウトフォーカス部分が流れないので表現の幅が出せます。
未補正での歪曲収差と逆光耐性もE1018の方が優れているので最近はわざわざ重いα+Σ8-16を持ち出す機会がめっきり減っています。
rikken
広角機動隊。
ところが、α99にシグマ15 2.8フィッシュアイを付けたら、
α99の方が手ブレ補正がよく効く(0.6秒まで鮮鋭。2秒まで許容範囲)ので、魅力が薄まってしまいました。
手すりに寄りかかって3.2秒まで行けました。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000416458/SortID=16037966/ImageID=1526856/
そうは言っても、保護フィルター・PLフィルターも付けられ、
本体との総重量を考えると本当に便利なレンズです。