ソニーE20mm F2.8はまずまず良好な性能

ePHOTOzineに、ソニーE 20mm F2.8のレビューが掲載されています。

Sony NEX E 20mm f/2.8 Pancake Lens Review

  • 鏡筒は、つや出し仕上げのハイクオリティなプラスチック製でマウントは金属製だ。重さは69gで、コンパクトな鏡筒から予想される通り非常に軽い。
  • AFは極めて速いが、近接撮影では、しばしばAF精度で苦戦する。フォーカスリングは幅は狭いが、適度な重さがあり快適にピント合わせができる。フォーカシングでフィルター枠は回転しない。
  • 解像力は開放で中央は良い値(good)で、隅もそれほど劣っていない。解像力のピークはF5.6で、このとき、画面全域で素晴らしい値(excellent)になる。
  • 色収差は絞り開放時に周辺部で1ピクセルを超えるとても大きい値で、ハイコントラストの部分で目に付くだろう。
  • 周辺光量落ちは開放で2.48EVで非常に目立ち、F8まで絞らないと見た目に均一にはならない。
  • 歪曲は2.44%の非常に強いタル型だが、幸いなことに歪曲の形は画面全域で整っているので、後処理での補正は容易なはずだ。
  • 逆光でもコントラストはよく維持されており、かなり厳しい条件でもフレアはほとんど問題ない。
  • 310ポンドの価格は、シグマの19mm F2.8がわずか100ポンドなので、若干高いように思われる。
  • このレンズはまずまず良好な性能だが、これはこのレンズの主要なセールスポイントではない。このレンズはNEXで現在最もコンパクトなレンズで、できるかぎりカメラをポケットに入れておきたいユーザーには最適なレンズだ。
  • 良い点: しっかりとした造り、絞ったときの良好な性能、コンパクト、近接性能。
  • 悪い点: 若干高めかもしれないこと、光学性能が今一つ(とは言え、悪くはない)。

 

解像力は際立って高くはありませんが、絞れば周辺部まで含めて素晴らしい値(excellent)になるので、パンケーキレンズとしては十分な性能と言ってよさそうです。ボケ味も素直で、広角レンズとしては悪くなさそうです。周辺光量落ちが大きいのは、コンパクトさを優先したレンズなので、これは仕方がないところかもしれませんね。