ニコンAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G VRは旧型と同程度の性能

DxOMarkに、ニコンAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5Gのスコアとレビューが掲載されています。

Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f3.5-4.5G ED VR and Nikon AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G review

(テスト機はD800)  24-85f/3.5-4.5G VR  24-85(旧型)  24-85f/2.8-4D  24-70f/2.8G
DxOMarkスコア 22 21 23 28
解像力 13P-Mpix 14P-Mpix 12P-Mpix 15P-Mpix
透過 4.5T 4.7T 3.9T 3.2T
歪曲 0.8% 0.8% 0.6% 0.3%
周辺光量落ち -1.6EV -1.6EV -1.3EV -1.5EV
色収差  12μm 14μm 16μm 30μm

 

  • 総合スコアの22は、旧型のIF-EDにわずか1ポイント優っている。解像力は旧型が優れているが、色収差は新型が有利だ。様々な測定結果のグラフを見ると、新型と旧型は非常に近い結果なので、同じレンズだと思うかもしれない。
  • スコアは概ねとても良好だ。色収差はよく補正されており、解像力は50mmと70mmの間の焦点距離の隅の落ち込みを除けばまずまず一貫している。しかしながら、周辺光量落ちはとても顕著で、ズーム両端の開放では、2EV以上周辺光量が落ちる。
  • 最高の画質を求めるなら単焦点レンズにはかなわないが、日常用途での汎用性や軽さ使いやすさを求めるなら、このレンズが断然良い。

 

光学性能は旧型とあまり変わらないようですが、新型にはVRが搭載されているので、使い勝手はずっと良さそうです。このレンズはフルサイズ用の標準ズームとしては小型軽量で安価なので、D600との組み合わせでフルサイズ機を手軽に楽しむにはいいレンズかもしれませんね。