オリンパスは一眼レフの今後の新製品も考えている

東洋経済に、オリンパスの笹宏行社長のインタビューが掲載されています。

オリンパス、"背水の陣"で挑むデジカメ改革

  • 今後の課題はやはり、デジカメ事業をどうするかということ。
  • (コンパクトデジカメの機種を絞り込む基準は)一言で言えば、「付加価値がつくかどうか」。「タフ」シリーズのように、ユニークで楽しい使い方ができる機種は利益も上げられるし、これからも継続していく。
  • ミラーレスは国内、シンガポール、タイなど、付加価値提案型でターゲットを絞ってマーケティングを展開した地域はうまくいっている。反面、大量販売型から抜けられなかった欧米では、大きな赤字を出している。
  • ミラーレス販売台数は増えていないが、実売価格は2万円くらい上げている。国内では利益を約17%も伸ばしている。
  • (交換レンズの販売は)ソニーなど他社へのOEM供給にも力を入れていく。
  • (ソニーとのデジカメでの協業は)レンズと鏡筒を当社から供給し、ソニーからは強みを持つセンサーを供給してもらう。
  • 今後は、ソニー製のセンサーが増えていくことになる。
  • 一眼レフは今後の新製品の計画も考えているし、やめることはない。
  • デジカメ事業の撤退は今の時点では考えていない。
  • センサーにしても画像処理技術にしても、常に最先端を走っていないとダメ。デジカメは技術開発を牽引するプロダクトでもある。

 

コンパクトカメラは付加価値の高い製品は残るということなので、XZシリーズのようなマニア向けの機種は残りそうですね。一眼レフについては、「今後の新製品の計画も考えているし、やめることはありません」と明言しているので、噂のハイブリッド機とは別にOVFのE-5後継機も計画されているのかもしれませんね。