・First organic sensor to be used in cameras from late 2014 early 2015.
- 富士フイルムはX-Transセンサーの開発でカメラ産業を革新したが、将来は有機センサーベースになると思われる。この新技術は、業界最高の88dBのダイナミックレンジ、従来型のセンサーよりも高い感度、忠実な色再現のための入射角の60度への拡大を約束している。
あるソースがこのセンサーがXシリーズのカメラに組み込まれるのは、まだ遠い先のことだと話してくれた。開発が全て順調に行くなら、このセンサーを特徴とする最初のカメラは2014年遅くか2015年初めになってようやく登場すると予想されている。
昨年、LensTip のインタビューで、富士フイルムは、超高画質の有機センサーは短期的には採用されないと述べている。
以前のパナソニックの噂でも富士とパナソニックが共同開発した有機センサーの実機への投入は早くて2014年末になるという話でしたが、この噂もほぼ同時期になることが示唆されていますね。
この有機センサーがXシリーズに投入されるのは、まだかなり先のことになりそうですが、この有機CMOSセンサーがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかとても楽しみですね。
[追記] 初出のタイトルで「有機センサーを "Xシリーズ" に採用するのは2014年末から2015年初め」としていましたが、正しくは「有機センサーを "デジカメ(何らかのカメラ)" に採用するのは2014年末から2015年初め」です。
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このセンサーが現在のシリコンベースの高価なセンサーに
代わって有機センサーの広い普及に繋がるといいですね
最初は高価なんでしょうけど
生成に時間と手間がかかり加工の歩留まりも微妙な現状
のシリコンのセルがある程度自由度の高い素材でより
簡易的に生成可能な有機セルに代わればカメラの価格も
より安価になって使いやすくなるだろう思います
hiro
>2014年遅くか2015年初めになってようやく登場
このセンサーによって高感度は勿論、ダイナミックレンジが大幅に変化するわけですが、増感による画質の劣化は、ほとんど気にする必要もない時代が到来したというわけですね。
現在でも実用上ほとんど気にする必要のないレベルに来てはいますが本当にすごいことだと思います。
ダイナミックレンジに関していえば黒潰れしない、白潰れしない
と言ったメリットを含め、フィルムのような諧調を得ることが
できるのは嬉しい限りです。
しかし、個人の技術やセンスは変わらないわけですからそちらは今現在使っている機種を使い倒すことにしますかね。
個人的な経済事情も含めて入手できるのは2015年ぐらいでしょうか。それまでお金を貯めたいと思います。
それはそうと、デジカメ業界はこんなことを発表して今の新機種が売れなくなる懸念はないのでしょうか?
1年以上も先のこととはいえ・・・とりわけフルサイズの売れ行きはガタ落ちになるのでは!
この流れだと
X100sの後継機に最初に乗せてきそう
これまでも実験的な機能や性能を先んじて乗せてきたわけだし
ROMLOM
有機センサーの最大の課題は
耐久性(寿命)なんでしょうね。
ガスバリア層が必要で、その出来によって
画質への影響もある。
有機EL、有機太陽電池・・・
ガスバリア材のニーズが高まりそうです。
シュワシュワ
X-E1の後継機がいつになるか気になってますが、このセンサーが載ってくるのはE3くらいになってからですかね?
ソニー製品が気になってるけど、フジも気になるなぁ。
高倉山
有機センサーって、理論上の感度で言えば1.2倍程度・・最近、この理論上という言葉が気になります・・
実際の所、そこまでではない事が多いからですが、これはどうなんでしょうか?
123
有機プロセスは生産設備の環境も整ってないから歩留まりが悪いと聞きましたが
シリコンより安価になるのはまだ当分先じゃないですかね
武
コンシューマー機器向けに生産するから
量産体制含めて2015年って話じゃないのかな
現状のよろしくないと言われる歩留まりのまま
量産にははいらないでしょ
めこん
>ROMLOMさま
ガスバリア材にはどんな材料が使われるのでしょうか?
教えていただけると嬉しいです。
masu
次世代センサーですね!
地味に投入時期が伸びてる気がしますが…
ちょうどこの頃には、グローバルシャッターも搭載されるでしょうか?
hiroさん
> それはそうと、デジカメ業界はこんなことを発表して今の新機種が売れなくなる懸念はないのでしょうか?
1年以上も先のこととはいえ・・・とりわけフルサイズの売れ行きはガタ落ちになるのでは!
それまでにしっかりお金を貯めてください。と言う事ではないでしょうか?
フジはフルサイズを作ってないですし。
桜花
デジタルカメラのダイナミックレンジ拡大はすごく
いいことだというのは分かるんですが、
それを確認・編集・出力する機材って、
それにどこまで対応できるんでしょうか?
セアカ後家
有機センサーは一つの流れではありますが、
一方シリコンサイドでは不気味なブラックシリコンが
控えていますよね。
アメリカの企業サイオニクス社が開発を進めている
ようですが、現状のシリコンセンサーの100倍の性能が
見込まれるらしいです。
私の希望としては、シグマ傘下に入ったフォビオン社が
これを使ってダイレクトイメージセンサーとして
三層のブラックフォビオンを是非完成してもらいたいです。
そうすれば現状フォビオンの欠点を十分カバーできてしまいます。
どうでしょう、SIGMAさん!
ROMLOM
>めこん さん
気相プロセスならシリカや酸化マンガンなどの無機物が使用できます。
特に酸化マンガンが期待されていますね。
透明性も問題無しでしょう。
有機EL等には塗布プロセスも検討されていますが、
性能は劣るようです。
ブラックシリコンの話が出ましたが、
量子ドットも期待されています。
導電性高分子を使うので、これも耐久性が問題のようです。
Grr
>桜花さん
従来のソフトや機材で十分享受出来ますよ。
hiro
>masuさん
なるほどそうですね!
フジはフルサイズに対抗している感もありますし。
それはそうと、早く有機センサー出てほしいもんです。
しかし、出てからしばらくは値落ちもしばらく・・
やはり購入時期は、今所有している、X-E1がボロボロになること
かな?(笑)それまでレンズ投資に命をかけます。
ここで一つ疑問! 今のレンズは当然有機センサーでもフルに性
能を発揮できるんですよね?新受光素子には新レンズが最適なん
てね・・・困ったことになったりして!
RAVEN
新しい技術が出てくるのはいつも嬉しいですね。
どのような描写になるのか、それが楽しみです。
CINEALTA
私はブラックシリコンはよく知らないのですが導電性高分子ならSONY、パナソニックなどが得意と思います。
両者は映像機器だけでなく音声機器も作っています。
その中のコンデンサーマイクは通常はバイアス電圧をかけて振動幕を帯電させ静電容量の変化で音を電気信号に変換します。 しかしSONYはコンデンサーマイクでバイアスをかけなくても動作するエレクトレットコンデンサーマイクを作りました。 これは高分子の振動幕を常に帯電した状態にたもつもので長期間でもその電荷がなくならずバイアスも必要ないので低電圧の電池で使用できていました。
もしこのような技術が必要ならSONY、パナソニックはすぐにでも実用化できるのではないかと思います。
RGVΓ
有機CMOSだとテレセン問題が解決されるということですので、新レンズとして(レトロフォーカスではない)前後対称型広角レンズが復活すれば現行機では使えない可能性はあると思います。
eclipse
>この流れだとさん
X100→X100Sに2年のインターバルがあったことを考えると、「2014年末から2015年初め」ってのはちょうどX100S発売から2年後にあたる時期なんですよね。
センサー変更となれば今度はレンズも一新されると思うのでどのようなカメラに仕上がるのか今から楽しみです。