オリンパスE-M1 の4/3レンズ使用時のAFはE-5には及ばないが十分に使い物になる [内容更新]

dpreview に、オリンパスOM-D E-M1 のAFに関するインプレが掲載されています。

OLYMPUS E-M1 First Impressions Review

  • 14-54mm F2.8-3.5 II と12-60mm F2.8-4 を含むフォーサーズレンズでのテストでは、AFはたいてい満足の行く速さだった。とは言え、E-3やE-5から移行してきた人は、それらと比べて、期待はずれかもしれない。
  • もしあなたがフォーサーズレンズのユーザーで、(E-M1に)完全な一眼レフの性能を期待しているなら、がっかりすることになるだろう。しかしながら、もし画質の点で大きく進歩したカメラを欲しているなら、手持ちのレンズで素晴らしい画質を得ることができ、大いに楽しめるだろう。
  • (E-M1の)AFが悪いと言っているのではない。我々の最初の印象は、ライブビューでは一眼レフで最高の性能のEOS 70Dと同レベルだった。しかしながら、(E-M1で)最高の性能を得るためには、m4/3用のレンズを使うべきだ。
  • 動体の追尾は、これまでのオリンパス(そして一般的なミラーレスカメラ)から改善されており、極めて良好に動体を追尾し、そして、かなりの割合でピントの合った画像が得られた。面白いことに、動体のテストでは顕著にピントを外しているか、完全にピントが合っているかのどちらかになる傾向が見られた。
  • (E-M1のAFは)ハイエンドフォーサーズ一眼レフの性能があるのだろうか? 我々はそうは思わない。しかし、確かに十分に使い物になるので、4/3レンズユーザーは手持ちのレンズでこれまでで最高の結果を残せるだろう。
  • (アップデート)E-M1をE-5と共にもう少し使ってみて、4/3レンズ使用時のE-M1の性能は、より前向きなもののように思えてきた。これはE-M1が当初述べたより良かったからではなく、E-5がこれまで考えていたほどよくなかったからだ。明るい場所ではE-M1のAF速度はE-5と同程度だが、しばしばスローダウンし、振動する傾向がE-5よりも多く見られた。

 

E-M1の4/3用レンズ使用時のAF性能はE-5には及ばないようですが、とは言え、最新の像面位相差AFを搭載するEOS 70Dと同レベルということであれば、像面位相差AFとしては現時点ではトップレベルの性能と考えてもよさそうですね。動体追尾も期待できそうです。

[追記] dprevirewの記事がアップデートされていたので、追加しました。