キヤノンEF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM は満遍なく良好な性能

DxOMark に、EOS M用の「EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon EF-M 11-22mm f4-5.6 IS STM lens review: good all round performer 

    EF-M11-22F4-5.6  EF-M18-55F3.5-5.6   EF-S10-22F3.5-4.5 
DxOMarkスコア 14 13 12
解像力 10P-Mpix 8P-Mpix 7P-Mpix
透過 5.1T 4.8T 4.3T
歪曲 0.3% 0.3% 0.2%
周辺光量落ち -1.5EV -0.8EV -1.4EV
色収差  6μm 9μm 11μm

 

  • EF-M11-22mmは、10P-Mpxの超広角ズームとしては良好な解像力で、スコアも14の立派な値に達しており、満遍なく良好な性能だ。歪曲は小さく、11mmでごくわずかに目に付くだけだ。倍率色収差は非常に小さく無視して良い値だ。周辺光量落ちは-1.5EVで、この種のレンズとしては良好に補正されている。
  • 光学性能はかなりよく、特に動画に向いたリニアAFモーター&手ぶれ補正を備えており、このレンズが、魅力的なレンズではないと主張する人はほとんどいないだろう。

 

表のEF-S10-22mm F3.5-4.5 は、テスト機が他のレンズと異なりEOS 7Dなので、あまり厳密な比較はできないかもしれません(とは言え、同じキヤノンの18MP機なのでそれほど誤差はないと思いますが・・・)。

EF-M11-22mmは、コンパクトな超広角ズームにもかかわらずなかなか優秀なスコアと言って良さそうです。EFレンズやEF-Sレンズには手ブレ補正が付いた超広角ズームは存在しないので、この点ではEOS M にアドバンテージがありますね。