DxOMark にシグマ18-35mm F1.8 DC HSM のスコアが掲載

DxOMark に、シグマ18-35mm F1.8 DC HSM のスコアとレビューが掲載されています。

Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM A Nikon mount lens review: Unrivalled Standard Zoom

(テスト機はD7100) S18-35F1.8 S17-50F2.8OS T17-50F2.8VC N18-35f3.5-4.5G
DxOMarkスコア 28 20 18 20
解像力 17P-Mpix 14P-Mpix 13P-Mpix 11P-Mpix
透過 2T 3.3T 3.4T 4.3T
歪曲 0.4% 0.3% 0.3% 0.4%
周辺光量落ち -1.3EV -1.1EV -1EV -0.7EV
色収差  8μm 10μm 5μm 7μm

 

  • D7100のテストでは、シグマ18-35mmは17P-Mpixの非常に高い解像力で、これに唯一匹敵するのはシグマの50-150mm F2.8のみだ。中央は開放から全域で非常にシャープなだけでなく、周辺部の落ち込みも7%未満でとても良好だ。解像力のピークはF5.6で、ズーム全域で隅々までシャープになる。
  • 歪曲は18mmでは多少のタル型、望遠端では糸巻き型が見られるが、極めて穏やかだ。
  • 周辺光量落ちと色収差はどちらも少ないが、意外にも、色収差は18mmよりも24mmで目立つ。透過は、ほぼ一貫して2Tで素晴らしい。
  • シグマ18-35mmと比べると、タムロン17-50mmとニコン18-35mmの全体の画質は、数段後れを取っており、どちらもシグマの高い解像力とズーム全域の均一性には及ばない。解像力以外では、歪曲と色収差はシグマはライバルと同程度の性能だが、透過は比較にならない(シグマが良い)。
  • 賞賛を受けた35mm F1.4の後で、シグマは18-35mm F1.8で同レベルの成功を収めた。ズームレンジの狭さと重さに若干の批判はあるが、このレンズは依然として最新のレンズ設計で達成された際立った例であり、価格も手頃だ。

 

各所のレビューで高い評価を受けているシグマの18-35mm F1.8 ですが、DxOMarkの総合評価も非常に高く、特に解像力に関してはズバ抜けていますね。その他の項目も優秀で、光学性能は全く問題なさそうです。手ブレ補正が必要なければ、APS-C用の標準ズームではこのレンズが最有力候補になるかもしれませんね。