ツァイスOtus 1.4/55 はこれまでテストしたどのレンズよりも高解像力

lensrentals に、ツァイスOtus 1.4/55 (55mm F1.4)とニコン58mm f/1.4 との解像力の比較テストが掲載されています。

Otus is Scharf

  • Otus 1.4/55 は、これまでで最高の光学性能の1つであるはずだ。どれだけ良好なのか確認するために、ニコンD800Eでテストを行った。比較のために新型のニッコール58mm f/1.4Gを使用した。このレンズは以前D3Xでテストを行っているが、ここではどちらのレンズもD800Eでの開放時の(MTF50の)テスト結果だ。

 

 MTF50 中央   MTF50 平均   MTF50 四隅平均 
Nikon 58mm f/1.4 700 560 480
Zeiss 1.4/55 965 810 690

 

  • Otus 1.4/55 は絞るとスムーズに解像力が上がり、F4でピークになるが、F4まで絞る必要があるわけではなく、F2.8で既に他の多くの優秀なレンズを絞った時よりもシャープだ。F2.8でOtusは、これまでにテストしたどのレンズのよりも解像力が高い。
  • 歪曲は0.8%で非常に小さい。
  • Otusが4000ドルの価値があるかどうかを言おうとは思わないが、ツァイスは間違いなく、彼らが「開放から周辺部でさえ並外れた性能にする」と述べていたことを実行したといえる。

 

元記事には絞ったときのOtusの解像力や、他のツァイスレンズなどのデータも掲載されているので、興味ある方は参照してみてください。

このテスト結果を見る限りでは、Otus 1.4/55 は解像力に関しては、ズバ抜けた性能と行ってよさそうです。特に開放付近の解像力の高さはすごいものがありますね。

比較相手のニコンの58mm f/1.4は、解像力の数値ではOtusに敵わないようですが、得意とする夜景の描写や近距離のボケ味などの比較ではまた別の結果になるかもしれませんね。