DxOMark にZeiss Otus 1.4/55 のスコアが掲載

DxOMark に、ツァイスのOtus 1.4/55 ZF.2(Fマウント版)のスコアとレビューが掲載されています。

Carl Zeiss Distagon T* Otus 1,4/55 ZF.2 (Nikon) lens review: Peerless Outstanding Optical Performance 

 (テスト機はD800)   Otus55F1.4   N58F1.4G   N50F1.4G   Sig50F1.4 
DxOMarkスコア 45 28 32 32
解像力 29P-Mpix 18P-Mpix 16P-Mpix 16P-Mpix
透過 1.7T 1.7T 1.6T 1.6T
歪曲 0.2% 0.5% 0.4% 0.4%
周辺光量落ち -1.6EV -1.3EV -2.1EV -1.4EV
色収差  6μm 2μm 7μm 11μm

 

  • Otus1.4/55のDxOMarkのスコア45、そして解像力のスコア29P-Mpixは、これまでのテストでベストの結果だ。このレンズは開放から隅々まで素晴らしく均一で、画面全域で解像力の低下は絞りにかかわらず5%未満だ。
  • 色収差は非常に少なく、そして歪曲も無視してよい値だ。周辺光量落ちはF4で解消するが、開放でさえ一番隅で-1.6EVで、大口径標準レンズとしては少ない。
  • 価格はユーザーをあきらめさせるほど高くはないかもしれないが、実際問題として、この大きなサイズとAFの非搭載は、このレンズをより制限する点かもしれない。

 

Otus 1.4/55 のスコア45は、DxOではこれまでに見たことがないような高得点ですね。解像力重視のDxOのテストとOtusの相性が良かったのかもしれませんが、それにしても、他のレンズとこれほど大きな差がつくとは驚きです。OtusはDxOの解像力チャートで、絞り開放のF1.4から隅々まで緑色一色なのもすごいですね。