DxOMarkにニコンAF-S 58mm f/1.4G のスコアが掲載

DxOMark に、ニコンAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G のスコアとレビューが掲載されています。

Nikon AF-S Nikkor 58mm f1.4 G lens review: Premium performer? 

 (テスト機はD800)   58mmf/1.4G  50mmf/1.4G   50mmf/1.4D   SIGMA50F1.4 
DxOMarkスコア 28 32 32 32
解像力 18P-Mpix 16P-Mpix 16P-Mpix 16P-Mpix
透過 1.7T 1.6T 1.5T 1.6T
歪曲 0.5% 0.4% 0.4% 0.4%
周辺光量落ち -1.3EV -2.1EV -2.2EV -1.4EV
色収差  2μm 7μm 9μm 11μm

 

  • DxOMarkのスコアは28の中程度のスコアだが、中央の解像力は高く、周辺光量落ちは低いレベルで、特に色収差は少ない。
  • 悪い面は、開放での解像力が低く、F11まで絞らないと画面全体が均一にならないことだ。開放付近では、中央と周辺部で30%もの解像力の違いがある。
  • 50mm f/1.4Gとの比較では4ポイント遅れを取っている。58mmは全体の解像力で優っているが、開放では50mm f/1.4Gがシャープだ。F2.8に絞ると、中央は58mmが50mm f/1.4G、f/1.4Dよりもシャープになるが、周辺部は旧型のf/1.4Dと変わらず、58mmが隅々までシャープになるF11までは50mm f/1.4Gよりも遅れを取っている。
  • 新しい58mmはノクトニッコールと焦点距離は同じだが、似ている点はそれだけだ。大口径で、これだけ色収差と開放時の周辺光量落ちが少ないのは賞賛されるに違いない。解像力は開放では若干低いが、これはジャンルによっては(特にポートレートでは)、望ましい特性だ。絞ると非常にシャープになるが、価格は高すぎる。

 

DxOの個別のスコアは非常に優秀ですが、開放時の甘さや、画像の均一性などがマイナス評価されたようで、総合スコアは他の50mm F1.4と比べて低めになっています。

他のサイトにあがっているサンプルを見る限りでは、このレンズは遠景では開放から周辺部までとてもシャープなレンズという印象なので、もしかするとスタジオ内のテストの撮影距離では、あまり数値が伸びない性格のレンズなのかもしれませんね。

[追記] データの見方や信憑性などDxO自身に関するコメントは、引き続き下の記事でお願いいたします。
https://digicame-info.com/webpage/dxomark.html