パナソニックGMは最小のボディにもかかわらず妥協の無いカメラ

ePHOTOzone に、パナソニックLumix GM のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix GM1 Full Review

  • このカメラは見事なほどにコンパクトで、ずっと小さなセンサーを採用しているPentax Q よりも小さい。
  • 液晶モニタはギャップレスで、屋外でも見やすくクリアだ。
  • ホールディングは、オプションのグリップを付けると、ずっと快適になる。さもなければ、リストストラップかネックストラップを使用することをお勧めする。
  • サイレントシャッターを使うと完全に無音の撮影をすることができる。シャッターユニットはバネの代わりにステッピングモーターを使用しており、従来のものより80%小型化されている。
  • バッテリーライフはCIPA規格で230枚で、実写ではバッテリーが無くなるまでに220枚以上撮影することができた。
  • 連写は、最高解像度で機械シャッターで5コマ/秒、電子シャッターで10コマ/秒だ。AFは非常に速い。
  • ポートレートでは肌のトーンが良好で、フラッシュ使用時に赤目は見られなかった。ディテールはとても良好だ。露出は、様々な状況下でとても信頼できる。
  • キットレンズの12-32mmは、ディテールは周辺部でさえハイレベルだ。周辺光量落ちは若干見られる。色収差とても少ない。歪曲は広角側でタル型が顕著だが、望遠端の糸巻き型は小さい。近接性能はこのレンズのウィークポイントだ。逆光では太陽を画面に入れると、いくらかフレアが出るが、大部分のケースで大きな問題はない。
  • ノイズはISO125からISO800では少なく、ISO1600では若干増える。ISO3200でもノイズは少ないが、ディテールは顕著に失われる。しかし、画質はまだ良好だ。ISO6400でもノイズはまだ良好だが、ノイズリダクションの影響が容易に見られ、ディテールはさらに悪化する。ISO12800以上では、電子シャッターの影響が見られ、バンディングが目に付く。ノイズも多いので、最後の2つのISO感度は避けるのがベストかもしれない。
  • オートホワイトバランスは白熱灯では良好だが、若干黄色に傾くので、プリセットの方がより正確だ。蛍光灯でもオートホワイトバランスは良好だ。蛍光灯のプリセットは用意されていない。
  • 動画のクオリティは良好で、キットレンズの光学手ブレ補正は、動画を安定させるために効果的だ。
  • GMは最小のマイクロフォーサーズ機にもかかわらず、画質や機能において妥協は無く、レンズ付きでさえポケットに十分入る小ささに、先進の機能を搭載している。バッテリーが持たないことやキットレンズが寄れないことなどのマイナス面はあるが、素晴らしい画質と、レンズ交換、そして最小のシステムカメラを求める人にはGMは有力候補だ。
  • 良い点: とても良好な高感度性能、高速なAFとシャッターレスポンス、素晴らしい3インチタッチパネル、素晴らしい画質、新キットレンズの良好な性能、ウルトラコンパクト、素晴らしいWi-Fiリモートコントロールアプリ、5コマ/秒・10コマ/秒の連写、無音の電子シャッター、極めて静かな機械シャッター、2軸電子水準器。
  • 悪い点: キットレンズが寄れない、パノラマモードが無い、バッテリーが持たない。

 

GMはコストパフォーマンス以外は全ての項目で5点満点で、非常に高い評価となっています。このカメラは、レンズ交換式のミラーレスで最小のコンパクトボディにもかからわず、画質やレスポンスなどの面で全く妥協していないのは素晴らしいですね。

また、サンプルを見る限りでは、キットレンズの12-32mmは超薄型ズームにもかかわらず周辺部まできちんとした描写で、光学性能はなかなか良さそうです。