DxOMark に、ソニーのZeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA のスコアとレビューが掲載されています。
・Sony Zeiss Sonnar T* FE 35mm f2.8 ZA lens review: Model behavior
テスト機はα7RとD800 | FE35mmF2.8 | FE55mmF1.8 | Sig35mmF1.4 |
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DxOMarkスコア | 33 | 42 | 39 |
解像力 | 22P-Mpix | 29P-Mpix | 23P-Mpix |
透過 | 2.8T | 1.8T | 1.7T |
歪曲 | 0.8% | 0.4% | 0.3% |
周辺光量落ち | -1.8EV | -1.6EV | -1.8EV |
色収差 | 7μm | 9μm | 6μm |
- ツァイスFE35mm F2.8 のスコア33は"中程度~高い"の上の方の値だが、予想していたよりは若干低い値だ。
- 解像力は、中央は開放でexcellentに近い値だが、控えめなF2.8の明るさにもかかわらず、周辺部は徐々に解像力が落ち、画面全域で解像力は10%前後変化する。絞ると全体に改善するが、周辺部の解像力が落ちる特性はF4では変わらず、F5.6でわずかに改善する。最高の性能が出るのはF5.6-F8で、F11以上では回折の影響で甘くなる。
- 色収差は画面の大部分の領域でよく補正されているが、隅ではどの絞り値でも低いレベルだが色収差が見られる。周辺光量落ちは、控えめな開放F値だが極めて大きく、絞るに従って改善するものの、完全には解消しない。歪曲は予想よりも若干大きかった。
- FE35mm F2.8 は、FE55mm F1.8のように周辺部まで一貫した性能ではないが、シグマの35mm F1.4 DGにとても近い性能だ。
FE35mm F2.8 は、FE55mm F1.8 のような驚くようなハイスコアではありませんが、解像力は高性能で知られているシグマ35mm F1.4 に迫る値(ただし、シグマはテスト機がD800で異なっているので厳密な比較はできませんが)で、小型軽量のレンズとしては良好な性能と言っても良さそうです。
Deckham
周辺部の解像度低下が、自然で美しいボケを表現する。
なんてことは無いですかね?
ボディが十分に小さいので、35mmレンズはパンケーキほど小さくなくて、F1.8~2は欲しかったように思います。
ササニシキ
さすがツァイスですね。
でも最近のシグマもすごいです。
銘玉19 30 60のようなのをフルサイズEマウントで
出して欲しいですね。
そしてソニーもAマウントの初めてレンズのようなFEマウント
レンズを出して欲しいです。
三河のトトロ
>さすがツァイスですね。
あの値段でこのスペック? という風に思いますが。
rikken
無印で実売4万円なら絶賛モノだったのに。
まあ、ある種のパンケーキとしては
優秀でしょう。
99にΣ35 1.4で手持ち1/2秒で夜景撮ります。
レリーズの瞬間に感じる安心感は、
d800や7R、特に7Rでは味わえないでしょう。
もっとも、7R+35 2.8は別の意味で
衝撃的で羨ましい…
HK
往年のツァイスと比較するまでもなく、
現状、FEシリーズのツァイスは凡作ばかりですね
ツァイスで小型化を狙ったレンズで
高性能なものはほとんどなかったかと思います。
このような性能なら名前をすべてテッサーにすべきだと思います。
せめても良心ということで…
あと、ボケボケうるさい人のために
ツァイスはボケのMTFを公開すべきです。
京セラの時はそういう意向があったはずですから。
nex-7後継機待ち
>rikenさん
仰ることに概ね同意です。
fe35mmが影が薄くあまり価格com等で話題にならないのは、値段の問題が一番大きいと思います(^^;)
単純に性能は比較できませんがキヤノン40mm f2.8パンケーキレンズが実売2万ほどなので、ツァイス銘を考慮しても発売時に実売49800円ほどで出されていれば不満を言う人も少なかったのでは無いかと思いました。
かく言う僕もfe35mmは価格comで5万に下落したら入手しようと思ってます。
逆にfe55mm f1.8の方は実売8万でツァイスOtusに匹敵する解像力なので、お安く感じてしまいました(笑)
長文失礼しました。
rikken
40 2.8は6dにて使ってました。
軽くて安くて素直で良いレンズでした。
最近、40 2.8とSAL50 1.4を売り、
Σ50 1.4 for sony を買い戻しました。
でも、やはりΣ35 1.4 は痺れますな。
55 1.8は秋にボディ内手ブレ補正の
α7000が出たら考えます。
今度出るα6000は手持ちの50 1.8ossと
35 1.8 ossで楽しみます(^-^)/
FFとしては35 2.8FE悪くないですよね。
10-18 ossの10-22 forMは微差ですが、
35 2.8FEの40 2.8 STMとのコスパ比は
若干残念です。
ジェイコプスラダー
F1.4の大口径レンズを引き合いに出して、F2.8のレンズを語るのはナンセンスだと思う。
ヤーノシュ
FE35mmを展示の時から全く興味を示さなかった理由が、まさにこれです。
ZEISSで高価でありながら、性能は凡庸。
展示会初日のソニーの技術者でさえ、相当絞らないとダメと言ってたぐらい。
FE24-70も全くの期待はずれ。
Gレンズもソニーになってから段々凡庸になってきているし、
これでは70-200F4Gも期待できない。
x
コンパクトさを優先したかったんですかね。
それはzeissじゃないやつでやれば価格と性能のバランスが取れて良かったんじゃないかと思いますが…
まあそこは商売ですので、ちゃんと利益出たなら次へつなげて欲しいですね。
元Gユーザー
広角でこそ旨味の出るミラーレス用で明るさ抑えて、でも絞っても良くならないのはどうなんでしょう
これを無印で4万円当たりで出してF2あたりの超絶レンズをツァイス銘でも良かったんじゃ…
ツァイスの出来がMAXと考えると先の期待も出来ないし
広角はシグマに期待します
てち
開放でボケて、絞ればカリッと別の顔
割高感はご祝儀と思えるかどうかですね
jm
ソニーツァイスは設計もソニーなんですかね
とっくり
どうも本文に引っ張られて結果を否定的に捉えている方が多いようですが、DxOMarkの結果自体はフルサイズ向け35mmとしては非常に優秀なものですよ?
特に解像度に関しては優秀で、周辺が落ちるといっても現行の(シグマ以外の)一眼レフ用35mmはそれ以上に周辺が落ちてしまうので。その点に関してはDxOMarkのサイトで比較しても、以前ここで取り上げられたLensRentalsの結果を見てもわかる通りです。
このレンズの最大の問題はむしろDxOMarkで触れられていない点で、要はボケが汚くなりやすいことです。
遠景では開放から完全に使い物になるので、寄って撮るレンズではないと割り切って、よりAFの早い(かつ、周辺減光の軽い)無印のα7と組み合わせればスナップ的にカジュアルに撮るには最高の組み合わせになります。
そのような使い方に価格分の価値を見いだせるか、という点如何でしょうかね。
hppnss
DxOmarkのテストにつき各社純正とシグマ35mmレンズを比較すると
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA スコア33、22P-MPix、5万8000円
Canon EF 35mm F/2 IS USM スコア33、20P-MPix、5万9000円
Nikon AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G スコア33、17P-MPix、15万9000円
シグマ 35mm F1.4 DG HSM スコア39、23P-MPix、8万4000円
35mmに関してシグマの登場で既存レンズを圧倒しましたが、上記純正3レンズのスコア33がAFレンズではシグマに次いで二番手であり大変優秀と言えます。
シグマのF1.4とSonnarのF2.8では光量はずいぶん違いますが、そのぶん重さは665gに対し防塵防滴ながら120gと小型軽量になっています。
少なくとも解像ではシグマの23P-MPixに対して22P-MPixとかなり健闘しているでしょう。
改札
スペック優先の人にはF2.8は不満かもしれませんが、このサイズに収めるには当然の事でしょう。
EF35mmF2 ISなんかだと、これより全然デカくて重いですし。
より明るい35mmも必ず出すと思いますが、まずは55mmF1.8に対して、広角よりの35mmをミラーレスシステムに必須ともいえるコンパクトなスナップレンズとして出してきたのは、いたって妥当と思います。
F2.8とはいえオリンパスの17mmF1.8とほぼ同サイズで、重量は同じにまとめてきたのは立派ですし、よりボケてより高解像なのはFFミラーレスのポテンシャルの高さを示しているともいえるでしょう。
そして解像性能はさすがツァイスといっていい素晴らしいものですね。
以前、lensrentals.comのテストでも、7R+FE35mmF2.8の絞り開放は、D800E+35mmF1.4GをF4まで絞った時よりも、中心から四隅まで画面全域に渡って高解像というテスト結果がありましたが、今回のDxOのテストでも D800+35mmF1.4Gや5D3+35mmF1.4Lを凌駕しています。
周辺減光こそ目立ちますが、そこはレンズの味といえる部分ですし、気に入らなければ補正すればいいだけでしょう。
とても優秀なレンズだと思いますが、サイズと性能、スペックと価格、その辺の絶妙さと微妙さがこのレンズの評価を難しくしているのかもしれません。
やど
FEツァイスが凡作だと仰る方がおりますが、FE55mmF1.8は無視ですか。
また、FE35mmF2.8のスコア33は決して低い値ではないですよ。
http://www.dxomark.com/Lenses/Ratings
小型レンズとしては十分な性能だと思います
PPG
最近のZEISSはTOUITもこれもシグマ工場製でないかと思っていますが、どうなんでしょう。描写が似ているような気がしてならないのですが。
to
FEマウントのツァイスって、いずれもDxOのテストで歴代2位ですよね。
DxOのテストが全てではありませんがこれらが凡作、凡庸であるなら、
それ以下のほとんど全てのレンズはどう形容するのでしょう?
coco
f/2.8でこの程度だと、凡庸って言われても仕方ないんじゃないかな-
f/1.4のレンズを2段も絞れば明らかにこの程度超えてくるだろうし
半段絞ったFE55も同様だよね-
Otusが凄いのはf/1.4であの数値ってトコ、Art35も同様
それ考えるとEF85もf/1.2であの数値は凄いよね-
KEI
α7Rでこのレンズを使用していますが、絞り開放付近で夜景など暗いところで撮影するとケラれているのかと疑いたくなるほどの周辺減光になります。
このレンズの特性に加えて、
1)フルサイズの性格上フランジバックが短い点
2)α7(R)のマウント径不足
の2点が影響しているのではないかと思います。
そこで、ご存じの方がいれば教えていただきたいのですが、
Q1.PlayMemoriesの「レンズ補正」で周辺光量の補正ができるようですが、どの程度の効果があるのでしょうか?
Q2.フランジバック不足解決の方法として、マウントアダプタを介してAマウントの広角レンズを使用した場合の周辺光量落ちはある程度防げるものでしょうか?
Q3.上記以外でα7(R)で広角レンズで周辺光量落ち対策をされている方(絞りとカメラ内蔵のレンズ補正オートを除く)がいらっしゃればアドバイスいただけませんか?
上記でダメなら、広角はクロップして使うしか手がなさそうかなと考えています。 よろしくお願いします。
kです。
>FEツァイスは凡作ばかり
>性能は凡庸。
>展示会初日のソニーの技術者でさえ、相当絞らないとダメと言ってたくらい。
関係者が展示会でそのような発言されるもんでしょうか。信じられない。歴代2位の性能と120gが真実を語っていますよね。
tokumei3
これだけコンパクトなレンズでありながら評判の良いSIGMA 35mm F1.4と同等のスコアですから立派ですね。
SONYはZeissと違いT値もF値と余り誤差がないですから信用できますね。
これからのSONYαレンズに大変期待できます。
改札
coco さん
>f/1.4のレンズを2段も絞れば明らかにこの程度超えてくるだろうし
ところが超えられないんですよ。
ニコンのナノクリレンズ、35mmF1.4GをF4まで絞っても、FE35mmF2.8の絞り開放に画面全域で解像負けしますし、ツァイスのMakro-Planar 50mmF2をF5.6まで絞ってもやはり、FE35mmF2.8の開放に画面全域で及びません。
このレンズの解像性能に関しては、凡庸とかこの程度などということは全くなく、手放しに賞賛されて然るべきレベルです。
http://www.lensrentals.com/blog/2013/12/sony-a7r-a-rising-tide-lifts-all-the-boats
JY
>>KEIさん
私はレンズ補正入れていますが、そういえば結局使っていません。周辺減光に関しては、もし気になるならその時だけPhotoShopで補正してやるので...すべての写真で気になるわけではありませんし、そちらのほうが実用的かな、と長年、そうしています。
kです。
否定的な評価される方いるので改めてスコア表見ると、解像力
価格.comでCN使いの方含めて絶賛される方多いSig35とほぼ同等なんですよね。FE55に至ってはOtusと方を並べる。SONY FE恐るべし。それでああいうコメントになるのかな。
KEI
JYさん
コメントありがとうございました。
FFの広角レンズで周辺減光は、やはり後処理で補正するのが一般的なんですね。
JY
>>KEIさん
多分、カメラメーカー側もソフト補正しにくい収差から補正していくのが一般的になっているのではないですかね。コマ収差は無理と諦めつつ、周辺減光と色収差はある程度までは補正するんでちょっとだけ残ったのはソフトでチャチャっとやっちゃって下さい的な。私は不勉強なのでよくわからないのですが例えば、色収差を完全に補正すると球面収差が増大する等、収差というのは三すくみな関係にあると聞きました。KEIさんが気になる周辺減光ももしかしたら前面に凹レンズを持ってきて内面反射を抑えた影響かもしれませんし、どちらを取るか、難しい所なんでしょうね。
hppnss
> f/1.4のレンズを2段も絞れば明らかにこの程度超えてくるだろうし
> Otusが凄いのはf/1.4であの数値ってトコ、Art35も同様
> それ考えるとEF85もf/1.2であの数値は凄いよね-
絞ったらスコアが上昇するとか大口径なほど不利になるというような単純な話しではありません。それは開放での光透過量がスコアの要素だからです。
例えば開放F値が1.4と2.8では透過量がずいぶん違うのでその点でスコアは大きく引けをとります。
一方で解像については開放での値ではなく全ての絞りの中でベストの値が取られているため絞ったらさらにこの数値が向上するということではありません。
Sonnar T* FE 35mmは透過量の分をシグマに近い解像力でカバーしているという感じですね。
カメラ本体、電池とレンズ合わせてもなお585gとシグマ35mmのレンズ単体(665g)よりも軽い構成になります。このように従来よりはるかに小型軽量におさえながらも高い解像度でフルサイズ撮影できるところがこのレンズとα7/Rの最大のメリットなのだと思います。
5t
FE55mmF1.8の成績が良い、あるいはボケが大きい、
FE24-70mmF4の汎用性が広い、手振れ補正があるといっても、
こと機動力ではFE35mmF2.8には敵わない
フルサイズで気軽にスナップ撮影をしたいという人には、
やはりこのレンズということになるんじゃないでしょうか
タク
確かに目を見張る高性能とはいきませんがアダプター付けたMFレンズまで含め大きさ・C/Pも考慮して35mm単を選択するとα7シリーズで使う場合はベストの選択に近いと思います。
特に今持ってる55/1.8と24-70/4がそれなりに大きいのでコンパクトなレンズとして欲しい。
ただこのレンズは寄れませんし絞った遠景描写であれば2470Zの35mmでもまぁ良いかと。
最大撮影倍率が0.25程度あればお散歩用レンズとして万能に使えたと思うので、0.12倍と言うのは残念です。
そ2
このレンズは去年12月のレビューでかなりの高評価でしたね。
https://digicame-info.com/2013/12/fe35mm-f28.html
唯一物足りないのが開放f2.8と言う事。やはりスナップレンズですからf2にして欲しかった人が多いのでは。ss倍になってしまうのはイタイ。
ペンタトニック
やはり最近の解像度偏向のスペックにやや麻痺しているように思いますね。
上の方々がおっしゃるように、決して凡庸なスペックでないと思いますよ。
f値の割に高いといってもフルサイズ専用、このサイズではやはり致し方がないと思います。