富士フイルムXF10-24mm F4 R OIS は卓越した解像力のレンズ

ePHOTOzine に、富士フイルムXF10-24mm F4 R OIS のレビューが掲載されています。

Fujifilm Fujinon XF 10-24mm f/4 R OIS Lens Review

  • 鏡筒は金属とハイクオリティなプラスチックの組み合わせで、頑丈な造りだ。このレンズはその見た目よりもかなり軽く、410グラムしかない。
  • AFは迷いが少なく、速くて正確。
  • 解像力は10mm では、中央は開放から既に際立った値(outstanding)で、隅は素晴らしい値(excellent)にわずかに届かないレベルだ。F5.6まで絞るとピークになり、画面の隅々まで際立った解像力(outstanding)になる。
  • 18mmでは画面全域で解像力が増し、中央は開放から際立った値(outstanding)で、隅は素晴らしい値(excellent)だ。10mmと同様に、ピークはF5.6で、このとき画面全域で際立った値(outstanding)になる。
  • 24mmでも性能は非常に良く、開放から中央は素晴らしい値(excelent)、隅はとても良好な値(very good)だ。F8に絞るとピークになり、解像力は隅々まで素晴らしい値(excellent)になる。
  • 色収差は、10mm のF4からF11で0.5ピクセルをわずかに超える値で、非常によく補正されている。色収差は低いレベルで、大幅なトリミングや大きなプリントでも目立たないはずだ。
  • 周辺光量落ちは10mmで1.7EV、24mmで0.9EVで、このような広角レンズとしては典型的で、かなり大きい。10mm ではF8以上、24mmではF5.6以上に絞ると見た目に均一になる。
  • 歪曲は、10mmで5.03%のタル型、24mmでは1.46%の糸巻き型だ、歪曲の形は若干波打っているので、後処理での手動補正は少し面倒かもしれない。とは言え、カメラ内の自動補正はとても良好で、また、この情報は多くのRAW現像ソフトで読み取れる。
  • フードの有無に関わらず、このレンズは逆光には極めて強く、厳しい逆光にも見事に対処している。光源を入れて撮影した場合でもコントラストは良好に維持されている。
  • 富士フイルムは再び、多くの目利きのフォトグラファーの期待を上回るクオリティのレンズを開発した。このレンズの解像力は見事で、AFは素早く正確で、造りも頑丈だ。850ポンドの価格は他のメーカーの同クラスの製品と比べると若干高価に見えるかもしれないが、このレンズのクオリティには、たぶんより多くのお金を払う価値があるだろう。
  • 良い点: 卓越した解像力、頑丈な造り、軽量、レトロデザイン、色収差が少ない。
  • 悪い点: 発売時の価格が少し高価、10mmの周辺光量落ち。

 

XF10-24mm は、ズーム全域で開放から周辺部まで高解像力で、これは超広角ズームとしては素晴らしい性能ですね。サンプルでは、周辺部までシャープですが、周辺光量落ちはF6.4まで絞っても若干目立つという印象です。

価格はこのクラスでは少し高めですが、換算15mmスタートの超広角ズームでこの性能なら、元記事の言うようにコストパフォーマンスは悪くないかもしれませんね。