オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 は素晴らしい画質だが価格が若干高い

ePHOTOzine に、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko 25mm f/1.8 ED Premium Lens Review

  • 鏡筒はハイクオリティなプラスチック、マウントは金属製で、137グラムと軽量にもかかわらず、とてもしっかりとした造りに感じる。
  • フォーカスリングは申し分の無い重さがあり、快適にピント合わせができる。フォーカシングは、インナーフォーカスでフィルター枠は回転しない。25cmまで寄れるので、クローズアップや狭い場所での撮影には理想的だ。
  • 解像力は中央は開放から既に素晴らしい値(excellent)で、隅は良い値(good)だ。絞ると画面全域で解像力が改善し、F2からF8では中央は際立った値(outstanding)、隅はF5.6からF8で素晴らしい値(excellent)になる。
  • 色収差は、F1.8からF11で周辺部で0.5ピクセル前後で良く補正されている。色収差は低いレベルなので、大幅なトリミングや大伸ばしでも目立たないはずだ。
  • 周辺光量落ちは、開放で1.21EVで、大口径単焦点レンズとしてはよく補正されている。F5.6まで絞ると、画面全体で見た目に均一になる。
  • 歪曲はカメラ内で補正されるが、そうではあっても、テストではこのレンズにはわずか1.07%のタル型しか検出されなかった。このレベルの歪曲は問題はなく、また歪曲の形は画面全体で整っているので後処理での補正も比較的容易なはずだ。
  • 逆光では、フードを付けない場合でさえフレア耐性は非常に高く、コントラストも良好に維持されている。
  • このレンズは、中央は開放から見事な解像力で、確かに素晴らしい画質が得られるレンズだ。造りは良好で、軽量でまずまずコンパクトだ。価格は若干魅力を削ぐ要素かもしれないが、そうではあってもそれほど高価ではない。
  • 良い点: 開放から中央の素晴らしい解像力、軽量コンパクト、頑丈な造り、スムーズなフォーカスリング、色収差・歪曲・周辺光量落ちが少ない。
  • 悪い点: 換算50mm F1.8としては少し高価かもしれない。

 

解像力は中央は開放から非常に高い値ですが、隅は中央ほどではなく平均的といった感じでしょうか。色収差や周辺光量落ちも少なく、数値的には全く問題なさそうです。サンプルでは、ボケが綺麗で雰囲気のある描写という印象です。