オリンパスE-M5後継機の準備は進んでいる

デジカメWatch に、オリンパスイメージング社長 小川治男氏のインタビューが掲載されています。

【フォトキナ】カメラ好きは"レンズ交換式+コンパクト"に向かう――オリンパス

  • (コンパクトカメラは)スマートフォンの影響で全体の数は減っている、絞り込みを進めたことで、主要カメラメーカーのコンパクトカメラ部門ではいち早く平均単価を回復させ、コンパクトデジタルカメラのプレミアム化で先行したソニーを抜いて、今では業界ナンバーワンになっている。
  • 今年、オリンパスのレンズ交換式カメラは+140~150%といった成長を遂げているが、これはOM-Dのラインナップが揃ったからという部分が大きい。また、ソニーのα7の存在も大きく、ミラーレス機だけれども高級機という存在が認められ始めた。
  • 欧州では、体験して撮影してもらう機会を増やすと、小型な上にスタイリッシュという点が受けて口コミが広がった。これまでミラーレス機をコンパクトと一眼レフの間にある廉価版と受け取られてきた欧州、北米市場でも売れているのは、そうした部分が認められたからではないか。
  • 次の時代への方向を模索する意味で取り組んでいるのが、MITと一緒にやっているオープンプラットフォーム構想。これはミラーレスのレンズ交換式カメラ"モジュール"を中心に、ユーザーインターフェイスや記録、保存、操作などの部分をオープンなAPIでつなぐというもの。
  • プレミアムコンパクトとレンズ交換式カメラは排他ではなく、両立しているのではないか? とも考えている。
  • 4K撮影機能が欲しいという話もあるが、本当に4Kを活かすならば、動画の中におけるピント調整など考えるべきことがある。
  • E-M5の後継機種は準備はしている。E-M5からE-M1の間には、操作性や機能、ファインダーに使うデバイスなど、様々な面で技術やノウハウが進んでいる。それらを反映した新製品は提供しなければならない。

 

オリンパスのデジタルカメラ事業は、市場の落ち込みが大きいコンパクトカメラが回復し、また、レンズ交換式は大きく成長しているということなので、なかなか好調なようですね。

これまでミラーレスは特に欧米ではあまり人気がありませんでしたが、最近では良さが認められてよく売れているようなので、全世界でミラーレスの普及にはずみが付くかもしれませんね。

あと、これまでに何度か噂が外れているE-M5後継機ですが、準備はしているということなので、いずれ登場するのは確実ですね。