ソニーのピクセルごとに露光時間を変更可能なセンサーの特許

SonyAlphaRumors で、ソニーの新しいタイプのセンサーの特許が紹介されています。

Sony patent discloses groundbreaking per pixel exposure sensor!

  • この図は、それぞれのピクセルで露光時間を変更することができるソニーのセンサーを示している。このことはセンサーの多くの光が当たる場所は短時間の露光、そして暗い場所はより長時間の露光になることを意味している。

    HDRと異なり、この新しいセンサーではこれらの露光を全て同時に行うことができる。極端な明るい部分や暗い部分にこれ以上苦労しなくてもよい。1つだけ制限事項があり、それは高速で動く被写体を撮影する場合に、困ったことになるかもしれないということだ。

    しかし、ソニーは特殊な補正ユニットを組み込んでいる。もちろんこのセンサーは、ピクセルの非同期シャッターを解除すれば、スポーツフォトグラファーにも完璧に使える。

 

このセンサーの特許はfreepatentsonlineで見ることができます。最近では積層型センサーや有機センサーなどの様々な新世代型センサーが話題になっていますが、このセンサーもダイナミックレンジを飛躍的に拡大することができる可能性があるので、実用化に期待したいところです。

動体用の補正ユニットも組み込まれているということなので、露光時間の違いによるブレ量の違いにもある程度は対応することができるのでしょうか。

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