DxOMark にキヤノンEOS 7D Mark II のセンサースコアが掲載

DxOMark に、キヤノンEOS 7D Mark II のセンサースコアとレビューが掲載されています。

Canon EOS 7D Mk II review: Low ISO performance lags behind rivals 

 

  7DMarkII         7D           70D         Kss X7   
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
70 66 68 63
Color Depth
(色の再現域と分離)
22.4 22 22.5 21.8
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
11.8 11.7 11.6 11.3
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
1082 854 926 843

  • 7D Mark II のスコア70 は、いくつかの旧機種やより小型センサーの機種に後れを取っており、これは少し期待はずれだ。
  • 色再現の22.4bits は良好なスコアだが、このクラストップの機種には及ばない。ダイナミックレンジは、最低感度では11.8EVで予想よりもいくらか低い。しかしながら、高感度のスコアは1082で、このカテゴリでは7D Mark II はライバルと互角の性能だ。 
  • 7D Mark II のダイナミックレンジは低感度では改善されていないが、高感度では改善が見られる。キヤノンは低感度ではダイナミックレンジが狭いが、ISO400以上ではソニーのセンサーと容易に肩を並べる。
  • 7D Mark II は、スペック的にはスポーツやアクションカメラマンには揺るぎのない選択に見えるが、センサー性能では、少なくとも低感度では、クラストップの機種にいくらか後れを取っている。しかし、高感度ではこれはあてはまらず、7D Mark II はライバルと同等か、若干しのぎさえする。

 

7D Mark II は最低感度のダイナミックレンジが従来とほとんど変わらないので、DxOのスコアはあまり伸びていませんが、ダイナミックレンジのグラフを見ると、高感度のダイナミックレンジは大幅に改善されていて、ISO400以上ではライバルのAPS-C機と同等か若干上回る性能となっているようです。

高感度ノイズに関しては、大きく改善とまではいきませんが、これまでのキヤノンのセンサーと比べると着実に改善しているようですね。

[お願い] DxOMark のスコアの信憑性やデータの読み方などに関するコメントは、引き続きDxO全般のページでお願いいたします。

dxo_7d2_dynamicrange.jpg