キヤノンEF400mm F4 DO の新旧モデル、EF100-400mm F4.5-5.6Lの新旧モデルの解像力の比較テストが掲載

lensrentals に、キヤノンの400mm F4 DO の I 型と II 型、そして、EF100-400mm F4.5-5.6 ISのI 型 と II 型の解像力の比較テストが掲載されています。

A Brief 400mm Comparison (found via CanonRumors

  • 2つの400mm DOレンズのテスト結果は、少々衝撃的なものだった。新旧400mm DO レンズの解像力の違いはとても驚きだ。キヤノンは新しい「ギャップレスデュアルレイヤDOレンズによって光学性能が改善されている」と述べているが、確かにその通りだ。解像力の観点からは、新型は全く見事なアップグレードで、違いは歴然としている。
(MTF50)     400mm F4 DO 旧型    400mm F4 DO II  
中央 1190 1490
加重平均 970 1350
周辺部平均 740 1100


  • 100-400mm F4.5-5.6 は、新旧モデルでもう少し差は大きいのではないかと予想していたが、400mm F4 DO ほどドラマチックな違いは無かった。解像力の観点からは、大急ぎで新型にアップグレードする必要はないだろう。
  • 解像力の違いがあるのは400mmの隅で、多くの人はこの焦点距離だと中央と中間部の解像力により興味があるだろう。とは言え、回転ズームとずっと強力なISの採用は、多くの人にとって新型に買い換えるのに十分な理由になるだろう。
(MTF50)     100-400mm 旧型    100-400mm II  
中央 1300 1380
加重平均 980 1020
周辺部平均 680 760


 

400mm F4 DO IS II は、旧型と比べて中央も周辺部も飛躍的に解像力が向上していますね。これで、懸案だった逆光耐性が改善されていれば、超望遠レンズの中で非常に魅力的な選択肢の1つになりそうです。

100-400mm F4.5-5.6L IS II は、解像力に関しては400mm DOに比べると小幅な改善ですが、中央も隅も改善されていて全体的に底上げされているようです。100-400mm の II 型は、最短撮影距離の大幅な短縮とISの改善が最大のアピールポイントかもしれませんね。