- この度、デジタル一眼レフカメラ D750において、太陽や高輝度の照明などの明るい光源が、撮影画面の上端付近に位置するシーンを撮影した際に、画像にフレアが不自然な形状で写り込む場合があるとのご指摘を一部のお客様より頂戴しております。
【1月9日追記】弊社では、この不自然な形状のフレアを低減するために、遮光部品の点検と修理、AFセンサー位置の調整を無償にて実施させていただきます。サービス開始時期は1月下旬を予定しています。受付方法など詳細が決まり次第ご案内いたしますので、もうしばらくお待ち下さい。
海外で検証記事などが公開されていたD750のフレア問題ですが、ニコンが無償で点検修理を行うということなので、これでこの問題が気になっていたユーザーの方も安心できそうです。今回のフレア問題の件では、年末年始の休みを挟んだにもかかわらずニコンの対応はかなり早かったですね。
FFt
サービンスセンター少し込み合うぞ~。
しばらく遠慮してD750ユーザーの迷惑にならないようにいたします(笑)。
Koukou
教えてください
これはライブビュー及び、動画撮影時のみ発生って認識で合っていますか?
自分D750持ちですが、そんなに切羽詰まってませんので、センサークリーニングのついでに点検してみようかな。
fn
>Koukou
ミラーが上がっているときのみに発生するのでファインダー像ではフレアの有無が確認できないというだけで撮影画像には発生します。
rov
AFセンサーの反射が原因ならライブビュー、ファインダーにかかわらず発生するでしょう。ただしミラーがAFセンサーよりレンズ側にありますからファインダー撮影時にチェック出来ないですね。
Koukou
fnさん、rovさん、
回答ありがとうございます。
では、やはり早めに点検した方が良さそうですね
koala
D600の経験が生きた良い対応だと思います。
Nikonへの信頼感は増しますからね。
やまchan
ニコンどうしたんだろう。
新製品を急いで出すために発生した欠陥なんて、今までではあり得ないでしょう。
隙を後からカバーする前に、十分な検証をお願いします。
大井町
「AFセンサー位置の調整」って、かなり苦しまぎれな表現では。
まおまお
これのせいで新サンヨンの発表が遅れてるのかな?
ガトー
やはり、フィールドテストが不十分なのか、テスター及びチェッカーが甘いんでしょう。フレアテストは、普通にしているでしょうから。
D810の白点問題は、譲歩出来る部分もあったし、ファームと基盤の設定変更で対応出来たけど、D750の問題は、物理的な問題というか、そもそも設計に無理があったのかな?と懐疑的になっちゃうから、より深刻だと感じます。
それに、AFセンサーの位置って、そんなに調整幅があることに疑問です。まだ、遮蔽部品の交換というなら、すんなり納得いくのに。
moumou
フィルム時代のニコンはこんなんじゃなかったんですけどね・・・
最近のニコンの品質は落ちてる印象が強いです。
ノッポマン
D750に限らず、過去にはD4やD200でも何かしら問題はあったので、チェックが甘い、設計に無理があった、という話では無いと思いますよ。
ちょうどレンタルで借りたD750があるので(シリアル3桁台)出ると言われる条件で試してみましたが、太陽、ストロボ、LEDライト、全てで確認できなかったです。ただ、AFセンサーは凄くよく見えるところについてますので、AFセンサーの位置調整か、遮光形状で変わっちゃうくらい、シビアである可能性はあります。
他の機種と比べると、D4と見た目は近いですね。D3に至っては、AFセンサーのど真ん中に遮光板ついちゃってますし・・・。
※追加※
"たぶんこれだろう"という現象は確認できました。レンズを外し、LEDライトを当てると、あるわずかな範囲(10度~15度位)に強い光源が当たったときに、AFセンサーから反射光が発生します。この反射光はD4でも発生しますが、D4に比べると、D750の方がスポット的に明るいのです。この差が目立つ目立たないの境目なんじゃないでしょうか。
DMR
>フレア調整中さん
フレアの程度は機種によって差はありますが、それが問題なのではありませんよ。
ダークバンドのある異常なフレアがD750だけ突出して発生するから問題なのです。。。
キャプテンフック
本日、ヨドバシに行ってきました。今回の問題で、在庫は全て返却したそうです。入荷は、今月末って言ってました。多分、大手の販売店は返却してそうですからニコンは手直しで大変でしょうね。
購入は、落ち着いてからにします。
ガトー
写真表現として、そこにない描写になったら、チェックが甘いと言われても仕方ないでしょう。ましてや、ファインダーで確認出来ない点は、マズイです。
設計の問題と言っているのは、無理な薄型化の影響かな?と感じているから、確かにグリップは深くして、ホールドは問題なく考えられていますが、今回のような問題が生じたりするのかな?と思う訳です。
D200のフリッカー?、D4の問題って何でしょう。使ってますけど、特にトラブルありません。
Qitai
D750を持っていて該当する方には朗報と言ってもよいのでしょうか。でもこんなことは無いのが当たり前なのでユーザーには迷惑な話ですよね。やはり設計の詰めが甘いのでしょうかねぇ。
遮光部品の点検はともかくとして修理というのは穏やかではありませんね。調整のAFセンサーとは表現が違うからきっと遮光部品は交換対応なのでしょう。設計変更した遮光部品が付いた製品とそうでない流通在庫の製品が2種類存在しているのなら、メーカーは原因と対策方法を把握しているので技術的な対応が早いのは当たり前と言えば当たり前。飽くまで想像の世界の話ですけどね。
AFセンサーの位置の調整が必要というのもAFセンサーの交換はしないということのように読めますので、AFセンサーにバリエーションは無いのでしょう。精度的には遮光してしまう位置のAF測距点が設計上の正規の位置なら調整で精度が落ちるか測距点の位置がずれることになるのではないかという懸念も無いではありません。サブミラーからAFセンサーまでの距離が変って、端の方の測距点の位置か精度が変わらないとは思えません。もちろんAFセンサーの位置がバラバラでも精度上は出荷検査の許容範囲内だったのでしょうけど...。こういう変な勘ぐりが当たらなければ良いのですが。
今回の件に伴って、工場はD600に続きD750の点検・修理で大混雑になりそうですね。他機種の点検・修理の期間にも影響が出そう。個人的にはこの記事の直前にサポートセンターに他機種のカメラを預けてきたのでセーフだったのかなと思っています。
私のD750も発生
D600の教訓が活かされていないから、繰り返しているんでしょう。
CSに出すことになるにしてもその間は使えないのだから、その時間を短縮するための手段はとってほしい。
矢切の渡し
>弊社では、この不自然な形状のフレアを低減するために、遮光部品の点検>と修理、AFセンサー位置の調整を無償にて実施させていただきます。
厳密に言えば、AFセンサーの位置を変えてもサブミラー~AFセンサーの光路長が変わらないようにAFモジュール(AFセンサー自体は変わらず)の変更が必要かと思います。
でも、AFモジュール全体の位置を変えるだけなら、映像エンジンにAF合焦位置が変わることを認識させる必要がありますし、AFできないデフォーカス位置が出てきてもおかしくないと思います。
ノッポマン
D750には関係ないので手短に・・・。
>ガトーさん
D200はハイライトにシマシマノイズが出る事がありました。
D4は出てすぐ買ったのですが、AFC撮影時に必ず"ピント抜け"が発生するトラブルに悩まされ、この件で何度も調整して頂きました。やっと満足の行く結果になったのは、1年以上経った後の事です。
ガトー
ノッポマンさんへ
D200のハイライトノイズは、フリッカーで騒がれていた事象でしょうか。極端に露出を切り詰め、ハイライト撮影した時にノイズが出るとあったような。
D4については、私も発売日に購入し使っていますが、仰るような問題は
起きていません。ニコンから公式に発表された記憶もないと思います。
話をD750に戻すと、今回の事象は、一個体で起こる問題ではなく、ニコンが公式に認めた不具合であり、対応には、設定等のチューニングでは駄目で、ハード的に交換が必要になりそうなこと、また、販売店も、販売休止とせざるおえない状況にあるという現実です。
AFユニットの位置が、そんなに許容幅があるものとは
思えないし、恐らく遮蔽板を交換したり、ギリギリの調整で、何とか対応されようとしているのではないかと、考えてしまいます。
私は、ニコンユーザーであり、どちらかというと、ニコンには好意的な方ですが、撮影者がファインダーで確認出来ない絵作りをしたら、駄目だと思うし、個体ではなく、販売休止まで追い込まれている現実は、設計ミスと言われても仕方ないと思います。
take
もっと具体的に図解とかでフレアの原因を説明して欲しいですね。
toshi-i
ガトー 様
>ファインダーで確認出来ない絵作りをしたら、駄目
これ、一眼レフだとどうしようもないんですよね。
露光している瞬間が見れていない写真機なんです。
ファインダーで見ているのは、解放測光で、ミラーが下りていて、ペンタプリズム経由の画像です。お判りですよね。
ミラーボックスがある限り避けられません。
銀塩時代では訳の判らない事象で終わっていた気がします。
NIKONを擁護する訳では有りませんが、特殊条件でのエラーは、認識できるまで対応が難しい事案です。
40年近く NIKON を使っていますが、アフターフォローも含めて、個人的には不満に思った事は有りません。今回も、予想外に早い対応だと思います。
本音は、ミラーレスも使っていますが、ミラーボックスの有る一眼レフレックスカメラが一番好きですので、N C P 各社には頑張って欲しいですね。
ガトー
銀塩時代は、レンズ前面から入ってくる光だけを気にすれば良かったのに、デシタルになって撮像素子からの反射も考慮しなくてはいけなくなりました。
だから、レンズのコーティングが発達して、デジタル対応と銘打っていたレンズが、が、デジタルの初期にはありました。
それほど、考えることが増えて大変なんだと思います。
また、レフレックスが、露光される瞬間に見えない構造であることも理解はしています。
でも、視野率100%、ガラスプリズムで、コーティングを改良するなど、各社が力を注ぐ理由は、ファインダーを覗いて、フレーミングをしっかり決めてから撮影することを楽しむユーザーがいるからです。特に逆光でフレアの確認をしながら、ハレ切りしたり、逆にわざと入れたりする際に、微妙なカメラの向きの調整は、ファインダーを見ながらになると思います。
逆光での撮影が特殊事案と言われてしまったら、どうしようもありませんが、
女性ポートレートでは逆光は、珍しくないし、その中でフレアを表現として使うことも普通にあります。
ニコンは、ナノクリなど、逆光に対して、真摯に考えてきた企業であり、そういった点からも、テスト項目には、勿論、考えられているでしょう。
そして、壊れにくい、愚直なまでに真面目という企業イメージがあったのですが、最近は、柔軟で、新しいことにもチャレンジされるイメージに僕の中ではかわりつつあります。SNSなどが普及したことで、今までは、直ぐに世間に発覚しなかったことが、一瞬で拡散されてしまうことや、デジタルになって、銀塩時代では考えなくて良いことについても、対策していかないといけない事象が多いことも分かります。
だからこそ、急いで製品化する前に、テストや製品シュミレーションを十分行う必要があると思います。
最近のニコンは、初期問題が多いので残念です。
KUMA
こういう風な、設計時には想定外で、なおかつ、特殊条件下でしか起こらない不具合の潰しってのは、とても難しんですよね。
なおかつ、それが市場に出た後で発覚してしまうと、プリウスのように槍玉に挙げられてしまう。
(パソコンやモバイル機器では平気で設計不良製品が出回ってるくせに・・・。)
個人的な愚痴はさておいて、
こういうことを販売前に把握するには、上記の方々も言っておられるように、時間とお金をかけることはもっともなんですが、何よりも「評価責任者」という「人」が最も重大なファクターです。
10人に聞いて10人とも傷が無いと言い張るところに、顕微鏡でみてやっとわかる傷を肉眼で発見する究極の「評価眼」、そして事前にトラブルを察知し迅速果断に対処できる「経験と勘」を持つ人達が日本のものづくりを舞台裏で支えてきたわけです。
さて、「評価眼」は若手技術者でも訓練すればそれなりに能力を持つことができますが、「経験と勘」については数々の修羅場をくぐり抜けたからこそ得られる能力で、ニコンのみならず、日本企業全体的に ここの質が落ちてきています。
問題なのが、この部門の人達は、商品化を妨げるのが仕事なわけでして、社内でやっかまれやすく、人事的にも不利な事が多い。(※1)。なおかつ、熟練評価者の世代というのは古典的な考えの人が多く、頭のなかにある「ハザードマップ」を積極的に説明しようとはしないんですよね。もちろん、話せば教えてくれるのですが、今の若手技術者はコミュニケーションが下手(※2)。中堅は中堅でハードなスケジューリングで疲弊し、仕事に熱を失い、注意力散漫になっている実情もあります。
これを解決する一つの手段としては、強力なリーダシップ、カリスマの存在です。今のニコンを見てると10年後、20年後の将来が見えてない様に思えます(※3)。この経営者に、この企業について行きたい、まずは『企業全体のやる気の創出する』ことが大事です。
続いて、『教育体制の充実』。社内に埋もれた財宝を発掘し、それが財宝なんだとういことを認識し、それを次世代に引き渡すことをしないといけません。
※1 必然と地方や海外の(ド・田舎の)生産拠点の転勤が多くなり、それでやめてしまう中堅も多いです。
※2 そうはいっても、喫煙所や飲みニケーション頼らざるえない実情あります。
※3 海外のジャーナリストからは日本の企業はペナルティエリア手前で延々と役員同士でパス回しているサッカーチームのようだと例えられたことがあります。
DRT
長文失礼します。
実写ではほとんど出ることはないのですが、今回のフレア発生はニコンの想定が甘かったと言えます。
想定外?の撮影との話もありますが、チルトを活用したローアングルやライブハウスなど多方向からの強い光などを考えると、今後決して問題ないとは言い切れません。
ただし、レンズフレアでないのでテスターとしては現象を把握していないとテストする条件下ではないと思います。問題は設計段階で起こっているはずです。故に軽量化に伴うレイアウトの変更などで見落としができたのかと思ったりしますが。
「どこカメラでも出る」と言われますがミラーボックス内での反射はある程度発生します。
レンズで作られるイメージは円形であって、センサーは四角。辺の外側にも光はあります(これを避けるためにも適切なフードが必要な訳で)。ミラーボックス内部はセンサーからの反射を含めて光の乱れを抑えるように工夫されています。
しかし今回のD750ではミラーボックス内の反射でなく、AFユニットの反射ですので発生原因が違います。上方からの光は上下反対にセンサー下側に結像してしまいます。その位置がAFユニットと同じ場合に反射して悪さをするわけです(なので下方からの光はほとんど目立つ事はない)。
D600、D810と同等に考えられている方もいらっしゃるようですが、現象は違います。D600のオイル問題は再現性や発生頻度など考えると発生確率や対応方法が非常に難しく以後の事を考えて会社として”交換”の方がいいと判断したのでしょう。それほど発生の想定が難しいことが伺えます。D800においては問題の把握(機器側なのかプログラムなのか)と共に対策には新たなプログラムの置き換え(ファームアップ)とその検証に時間がかかるはずです。対策ファームアップで不具合が発生すればダメダメですから。
今回のD750は再現性が高いのでしょう。あとはどこまでの仕組みを必要か幾つかの検討を行って決めていると思います。素早い対応は部品交換相当で対応できるものと思っています(なので設計上の問題かと)。なおAFセンサーの位置を動かすとAFが狂いますから、文字通り作業後の”調整”でいいと思います。
不具合が発生するのは問題ですが、今回の対応は適切だと受け入れています。
楽観的でしょうかね?
404z
フレア問題の対応内容が発表されましたね。
https://digicame-info.com/2015/01/d750-13.html