パナソニックが撮影後に好みのピント位置を選択可能なカメラを来年に商品化

SankeiBiz に、パナソニックが撮影後に好みのピント位置を選択する機能をデジカメに搭載するという情報が掲載されています。

パナソニック、デジカメに撮影後ピント調節機能 レンズ交換式で世界初搭載

  • パナソニックが、撮影後でも写真のピント調節ができるデジタルカメラを開発し、来年にも商品化することが10日、分かった。
  • ピントの位置をずらしながら複数の画像を瞬時に撮影した後、狙った場所にピントの合った画像を選ぶ、という仕組みだ。動画撮影技術を応用した機能で、世界で初めてレンズ交換式の高価格帯商品に搭載する。
  • 新商品は、撮影後にデジカメの液晶画面で好きな場所にタッチすると、そこにピントが合った写真になる。
  • 新商品では4Kフォトの技術を応用し、毎秒30枚の画像をすべて異なるピントで撮影する。
  • パナソニックは、来年以降に発売する4K動画対応機種にはすべて、撮影後のピント調整機能を搭載する方針。

 

パナソニックのピント調整機能は、4Kフォトの応用で、ピントを変えながら4K動画を撮影しておいて、後から好みのピント位置のスチル画像を切り出す仕組みのようです。

ライトフィールドカメラのように光の方向を記録しておいて後から演算でピント位置や被写界深度を調整するわけではないので、ハードウェアはこれまでのデジカメとあまり変わらなそうですね。

このピント調整機能は面白そうな機能ですが、フォーカスを動かす間だけ撮影に時間がかかるので、動きモノには厳しいかもしれませんね。