DxOMarkにソニーT*24-70mm F2.8 ZA SSM II のスコアが掲載

DxOMark に、ソニーの標準ズームレンズ「Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II」のスコアとレビューが掲載されています。

Sony Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II lens review: Solid Choice

 テスト機はα99   T*24-70mm F2.8 II   T*24-70mm F2.8(旧型)   Sig24-70mm F2.8 
DxOMarkスコア 21 22 19
解像力 15P-Mpix 16P-Mpix 15P-Mpix
透過 3.1T 3.1T 3.2T
歪曲 0.2% 0.3% 0.4%
周辺光量落ち -1.4EV -1.4EV -1.4EV
色収差 14μm 15μm 25μm

  • α99で総合スコア21は、素晴らしい光学性能だ。解像力は中央は開放からハイレベルで、絞ると、主に周辺部のみが改善する。性能がピークになるのは、ズーム全域で2段絞ったところ(F5.6)だ。
  • このレンズは中央の解像力は高いが、24~50mmの開放付近では均一性に問題があり、また、広角端では周辺光量落ちも平均より若干大きい。加えて、このレンズは24mmでは絞りにかかわらず倍率色収差が目立つ。しかし、色収差が目立つのは隅の部分に限られている。
  • 旧型の24-70mmとの比較では、スコアはほとんど同じだが、細部を見ていくと、解像力の特性は若干異なっており、広角側では旧型が若干解像力が高くより均一性も高い。望遠側では、新型の均一性が大きく改善されているが、全体の解像力は新型がごくわずかに低い。歪曲はズーム全域で新型が若干小さいが、色収差と周辺光量落ち、透過はほとんど同じだ。
  • このレンズは旧型と比べて70mmの均一性では改善しているが、解像力の低下も見られ特に50mmでは中間域と周辺部でそれが顕著だ。全体として、このレンズは良好な性能で、Eマウントカメラで使用した時のコントラストAFへの対応や防塵防滴の追加は旧型に対する大きなメリットだ。

 

II 型は、コーティングを除いて光学系は変更されていないようなので、スコアがほとんど変わっていないのは当然かもしれませんね。解像力のスコアが旧型よりも若干低くなっているのは、レンズの個体差のためでしょうか。

とは言え、II 型ではコーティングとAF性能が改善され、防塵防滴化されているので、DxOのスコアには現れない部分でかなり訴求力がアップしているという印象です。