シグマ20mm F1.4 DG HSM Art は際立った光学性能

ePHOTOzine に、シグマの大口径の超広角レンズ20mm F1.4 DG HSM Art のレビューが掲載されています。

Sigma 20mm f/1.4 DG HSM Art Review

  • 鏡筒の全体的な仕上げは素晴らしく、全ての操作系は全く遊びがなくスムーズに動く。AFは静かで、良好に動作し迷うこともない。
  • 中央の解像力は開放から素晴らしい値(excellent)で、F2からF4では際立った値(outstanding)になり、F5.6からF16までは素晴らしい値(excellent)を維持している。隅は中央よりも低い値だが、それでも開放からF11までの全ての絞り値で素晴らしい値(excellent)を維持している。解像力は、このような広角レンズとしては非常に高いレベルだ。
  • 倍率色収差は、隅でも非常に低いレベル(1ピクセル以下)で、ほとんど目に付かない。
  • 歪曲は-2.14%のタル型で驚くようなものではなく、多くの状況で問題はない。
  • フレアは素晴らしく良く抑えられており、太陽が直接画面に入った場合でさえ、問題は見られない。前玉が突出していて影響を受けやすいことを考えると、逆光耐性の出来は注目に値する。
  • 価格は849ポンドで、これはレンズの内容とテスト結果を考えると非常にリーズナブルだと思われる。
  • 20mm F1.4 Artの性能は見事で、フレアも見られず、色収差の補正も驚くほど良好だ。高価だが、このレンズは少なくとも現時点では他にはない唯一の存在だ。
  • 良い点: 際立った光学性能、良好な造り、色収差が良く補正されている、素晴らしい使い勝手、素晴らしいAF性能。
  • 悪い点: F1.4の明るさのため高価、重く大きい、防塵防滴ではない。

 

このレンズはLensTipのテストでも非常に高い評価でしたが、ePHOTOzineの解像力テストでも開放から隅まで極めて高い値で、開放がF1.4の大口径超広角レンズとは思えないほど優秀ですね。色収差や歪曲も全く問題なさそうで、価格もスペックや光学性能を考えたら高くはなさそうです。

なお、ePHOTOZineのレンズテストは最近リニューアルされていて、なぜか周辺光量落ちの項目がなくなっているようです。