DxOMarkにニコンD5のセンサースコアが掲載

DxOMark に、ニコンの新しいフラッグシップモデル「D5」のセンサースコアが掲載されています。

Nikon D5 sensor review: A worthy successor 

 

     D5          D4S         D3S        D810       D750   
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
88 89 82 97 93
Color Depth
(色の再現域と分離)
25.1 24.4 23.5 25.7 24.8
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
12.3 13.3 12 14.8 14.5
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
2434 3074 3253 2853 2956

  • ニコンD5のセンサーの性能は、より画素数の低い16MPセンサーを採用するD4SやDfと互角だが、しかし、ソニー製24MPセンサーを採用するD750や、ソニー製36MPセンサーを採用するD810には少し後れを取っている。D5のスコアは予想よりも若干低いが、それでもなお、センサーの性能は全体として非常に高いレベルだ。
  • D5は高感度域ではD4Sよりもダイナミックレンジが広いが、低感度域では、D4Sの持つ素晴らしいダイナミックレンジが失われている。
  • 色再現は低感度ではD5がD4Sよりも優れており、高感度では互角だ。
  • 高感度性能はD4Sよりも1/3段少々、D3Sよりも約1/2段後れを取っているが、実質的にはそれほど大きな差ではない。
  • 16MPから20MPへの高画素化はプロにとってとても重要なことで、高感度のダイナミックレンジが改善されているのは、このようなカメラでは有用だ。

 

dpreviewのテストでも指摘されていましたが、D5はやはりD4Sや他のニコン機と比べるとダイナミックレンジが少々狭くなっているようですね。とは言え、グラフを見ると、高感度域のダイナミックレンジはD4Sよりも優れているので、高感度を多用するユーザーにはアドバンテージがあるかもしれません。