ペンタックスK-1はトップクラスのダイナミックレンジ

dpreview に、ペンタックスK-1のダイナミックレンジのテスト記事が掲載されています。

Pentax K-1's Pixel Shift challenges medium-format dynamic range

  • D810との比較では、K-1の(通常モードの)ダイナミックレンジは実に素晴らしい。K-1は5EV・6EV露出を持ち上げた時の色ノイズが少なく、これは、非常に良好なニコンよりも更に付加されるノイズ(ショットノイズ)が少ないことを示唆している。D750との比較でも同じ結果だ。α7R II との比較では更によい結果で、K-1はこれまでテストした機種の中でトップクラスだ。
  • ピクセルシフトモード(リアルレゾリューション)では、他機種とのダイナミックレンジの差が更に大きくなる。これは複数回の露光を行うために、光の総量が増え、ショットノイズが少なくなるからだ。ピクセルシフトの1/320秒+6EVと通常モード1/80+6EVが同等のノイズで、ピクセルシフトには2段分のアドバンテージがある。
  • K-1はRAWでは、(通常モードで)最高のダイナミックレンジを持つ機種の1つだ。ピクセルシフトモードを使った場合はズバ抜けた結果が得られ、同じ場面で2EVダイナミックレンジが拡大する。これは、645Zを凌ぐ性能だ。

 

K-1のリアルレゾリューションは、解像力の向上や偽色・モアレの低減だけでなく、ダイナミックレンジも大幅に改善されるようで、中判の645Z以上のダイナミックレンジを実現しているのはすごいですね。

また、通常モードでのダイナミックレンジも非常に優れていて、K-1は36MPセンサーの性能を上手く引き出しているようです。