DxOMarkにパナソニックGX7 Mark II のスコアが掲載

DxOMarkに、パナソニックGX7 Mark II のセンサースコアとレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix GX80/GX85 sensor review

 

 GX7M2     GX7       GH4       GM5       GX8   
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
71 70 74 66 75
Color Depth
(色の再現域と分離)
22.9 22.6 23.2 22.1 23.5
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
12.6 12.2 12.8 11.7 12.6
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
662 718 791 721 806

  • GX7 Mark II のスコア71は、これまでにテストしてきた多くのm4/3機のセンサーと同等の結果だ。このスコアは、m4/3機全体ではトップ10に入らないが、パナソニック機の中ではGX8とGH4に続いて3位だ。
  • ダイナミックレンジの12.6EVは、クラストップのGX8に匹敵する値だ。ダイナミックレンジは感度が上がるとリニアに低下し、ISO1600までは10EVを超える良好な値だが、ISO25600では6EVに落ち込む。
  • 色再現の22.9bitsは素晴らしい値だが、GX8より1/3段分後れを取っている。高感度のスコアISO662は、トップクラスのパナソニック機と比べると若干劣る結果だが、近いスコアだ。
  • GM5と比較すると、GX7 Mark II はISO100ではダイナミックレンジで1EV弱の改善が見られるが、ISO800以上の高感度では差はなくなる。GH4との比較では、GH4が全てのカテゴリで優っているが、その差は非常に小さく、実写での画質の差はほとんど無いだろう。
  • GX7 Mark II のセンサーはこれまでのm4/3機と近い画質で、色再現とダイナミックレンジはISO800までの低感度では良好だ。高感度はセンサーサイズが物理的に小さいので、それほど強くはない。高感度重視ならAPS-C機が画質で有利だが、小型軽量で4K動画機能付きのミラーレス機を探しているなら、GX7 Mark II がうってつけのものだ。

 

以前からGX7 Mark II のセンサーはGX7と同じものという噂が流れていましたが、スコアを見る限りでは、誤差程度の違いはありますが、画質的にはほぼ同じと見てよさそうですね。

ただ、このセンサーは、GM5のセンサーと比べればダイナミックレンジが広く、明らかに高性能なセンサーのようです。

このGX7 Mark IIのセンサーは、そのままGH5に採用されるという噂もありますが、どうなることでしょうかね。