EOS-1D X Mark II と1D X・ニコンD5との画質の比較テストが掲載

Imaging Resource に、キヤノンEOS-1D X Mark II と旧型の1D X、ニコンD5との感度別の画質の比較テストが掲載されています。

Canon 1DX Mark II Image Quality Comparison

  • これらの画像は、最高画質のJPEG撮って出しだ。設定はノイズリダクションを含めてデフォルトのままで、レンズは、全てのカメラで非常にシャープなリファレンスレンズを使用している。
  • 1D X Mark II と1D X のISO100の比較:1D X Mark II の方が旧型の1D X よりも若干ディテールが豊富で、特に布の葉っぱの模様の部分はよく解像しているが、その差は小さく、それ以外は非常によく似た結果だ。
  • 1D X Mark II とニコンD5 のISO100の比較:D5が若干強いシャープニングと高いコントラストのために、少しシャキっとしているが、この2機種の画質は非常に近い。1D X Mark II は少しモアレが多く、これはローパスフィルターがかなり弱いことを示している。色はD5は多少暖色だが、その他の部分では画質はほとんど同じだ。
  • 1D X Mark II と1D X のISO1600の比較:ここでも引き続き、1D X Mark II がディテールで1D Xよりも若干良好だ。暗部の輝度ノイズはMark II が若干多いが、色ノイズは上手く抑えられている(これがMark IIが赤い布の部分が苦手な原因かもしれない)。全体の画質は同程度だ。
  • 1D X Mark II とD5のISO1600の比較:発色とコントラスト以外はほとんど同等の画質だが、暗部はキヤノンが若干クリーンに見える。
  • 1D X Mark II と1D X のISO3200の比較:1D X Mark II がディテールで若干優っているが、ノイズレベルは同等だ。ISO3200の両者の画質の違いは、そのためだけにアップグレードするほどのものではない。
  • 1D X Mark II とD5のISO3200の比較:ISO3200でも発色とトーンカーブを除けばどちらも同じような画質だが、キヤノンは暗部の輝度ノイズで若干良好だ。

 

1D X Mark II の画質は1D X と比べると改善はされているようですが、ISO3200までの範囲では、画質の差はそれほど大きくはないようです。

D5との比較ではほとんど引き分けという判定のようですが、D5は超高感度域が非常に強いカメラなので、ISO3200までの比較だと実力を発揮しきれないかもしれませんね。

eos1dxmkii_1dx_comp.jpg