- キヤノンは、グローバルシャッター機能を搭載したCMOSセンサーを新たに開発した。
- 新開発のCMOSセンサーは、全画素を同時に露光するグローバルシャッター機能を搭載し、高速で動く被写体を撮影する場合にも、ゆがみなく、形状を正確に撮像することが可能。
- 光を電気信号に変換し、信号電荷をメモリーに蓄積する際に新駆動方式を採用することで、飽和信号量を大幅に拡大。さらに、光を効率的に取り込む構造を採用し、各画素内の配置を最適化することで、高感度化とノイズ低減が可能。
- 新駆動方式による飽和信号量の拡大と新たな画素構造による大幅なノイズ低減により、広いダイナミックレンジを実現し、輝度差の大きい撮影シーンにおいても、高画質で高精細な映像の撮影が可能。
- 新開発のCMOSセンサーについて、今後、産業用・計測用分野への活用・応用をはじめ、映像制作機器など映像分野への展開を検討していく。
キヤノンがグローバスルシャッターを搭載したCMOSセンサーの開発を発表しました。
グローバルシャッターは構造が複雑になるので、画質面では不利になると言われていますが、今回のキヤノンのセンサーは大幅なノイズ低減と広ダイナミックレンジを実現しているということなので、画質面でも期待できそうですね。
この技術を使ったセンサーは、映像分野への展開も検討されているということなので、業務用機だけでなく一般向けのデジカメへの採用も期待したいところです。
動画マン
これは革新的な。。。
技術的なブレークスルーがあったんでしょうか。
画質がどの程度担保されているのか、、、楽しみです。
Roxas
5D5に搭載されるのかなぁ
vn
新開発のCMOSセンサー写真を見る限りフルフレームサイズではないようですね。
でもこれがミラーレス1D系(?)に実装されたらTokyo2020では動画切り出しの凄い瞬間が見られそうです。
もう14コマ/秒という機械構造からくる速度の制限から解放されてしまうのかもしれません。
今の高速連写が過去のものになってしまうのでしょうか。
いずれにしてもエポックメイキングなニュースですね。
今後に期待したいです。
Mk
機械式のシャッターは何十年も前から変わらない技術ですから、そろそろ新しい技術をという事なのかもしれませんね
M43
いよいよグローバルシャッターが現実のものとなると、ますます一眼レフの存在意義が薄らいできそうです
連射速度、シャッター(&ミラー)ショック
ミラーレスに移行してからその恩恵を日増しに感じています
グローバルシャッターを採用するならキヤノンもミラーレスに本腰を入れるべきだと思うのですが、ひっそりと開発は進んでいるのでしょうか
taku
XC15にこれが採用されてたらすごいですが
まずはシネマEOSからですかね
ken2
ソニーは2013年にすでにグローバルシャッタ機能のある
CMOSを製品化していますが、キヤノンも追い付いたと
いうことでしょうか。
ソニー製は1/1.2というサイズで産業用ですが、これも
いつの日かカメラやビデオの撮影用素子に発展してくる
のでしょうね。
いずれにせよ、撮像素子メーカーは寡占状態になりつつ
あるので、キヤノンには頑張って、外販もして欲しいなぁと
思ったりもします。
一キヤノンユーザー
ken2さん
今日の日経朝刊にキヤノンのセンサー外販の記事が載ってましたので、
この発表と連動してるのではないでしょうか。
beyond
他社センサーではすでに数年前よりSuper 35mmサイズで各機に実装されています。ソニーのCineALTA機F55や海外のAJA CION、今回は見送られましたがBlackmagicのURSA 4.6Kも当初はダイナミックレンジ12ストップのグローバルシャッターを、とアナウンスされました。
今後キヤノンがグローバルシャッターCMOSセンサーをCinemaEOS機に実装するやもしれませんが、市場はそろそろポスト4Kサイズで騒ぎ始めていますので、どういう手を売って来るのか興味深いです。
みさお
グローバルシャッターのCMOSセンサーなら昔のMicron(Aptina、ON Semiconductorとも)で産業用途や自動車向けに10年以上前から作ってるでしょ。
更に言ってしまえば、e2vやCMOSIS、Omnivisionでも既に作ってますので、今回のポイントは「新しい駆動方式のグローバルシャッター」ということになりますね。
上夫
Canonの「抉れた形のマイクロレンズ」の特許が別サイトで紹介されてましたが、それによると迷光が発生しないので集光効率が高まるとか
このセンサーに使われているのかな
ふく
カメラ用CMOSの劇的な進化もこれを見越しての設備投資の恩恵でしょうか。
産業、自動車用途での進歩にカメラもあやかれるのであればメーカーの安泰、性能の向上でユーザーとしてもありがたい話ですね。
μ
グローバルシャッターは、パナ、富士連合の方が先かと思ってましたが、Canonが開発を進めていたとは驚きですね。
今後が楽しみです^_^
daipa
当然ですが、ニコンがキヤノンからセンサーを購入することはないでしょうし、ソニーもそうなので、数量を稼ぐには厳しいかもしれませんが、とにかくソニーの競争相手が頑張ることには賛成です。
やっとソニーの背中が見えて来たので、少しは市場の活性化を期待します。
a
グローバルシャッターはデメリットもあったから用途が限られてたけど、
こんないい事づくめなら流れが変わりますね!
まぁニュースでは大体大袈裟に言うもんなので、
真に受けるわけではないですが!
フォレクトゴン
カメラ用よりは自動車、セキュリティーなどの方がマーケットが広そうですね。セキュリティーに関しては、シェアNo1の企業を買収しましたよね。
みみ
既存のデメリットのあるものとは違い、コンニャクやシャッターショックから解放され、集光率も現在のCMOSと変わらないということなら凄いですね。
特許にあったデュアルサイドマイクロレンズも使って集光率を上げたのかな?
将来楽しみな話ですね。
みさお
フォレクトゴンさん
AXISですね。
セキュリティ市場のセンサー価格も値崩れしかかっているので、キヤノンでコストをどこまで追従できるのか?が不安です。良いもの作ることを安く作ることはノットイコールなので。
パナです
これで従来型のシャッター機構が不要になればフランジバックをさらに縮めることが可能そうですね。フルサイズコンパクト機の小型化や、新規格のミラーレスを期待します。