キヤノンがグローバルシャッター搭載のCMOSセンサーを開発

キヤノンが、動体を歪みなく撮影可能なグローバルシャッター機能を搭載したCMOSセンサーの開発を発表しています。

グローバルシャッター機能を搭載したCMOSセンサーを開発

  • キヤノンは、グローバルシャッター機能を搭載したCMOSセンサーを新たに開発した。
  • 新開発のCMOSセンサーは、全画素を同時に露光するグローバルシャッター機能を搭載し、高速で動く被写体を撮影する場合にも、ゆがみなく、形状を正確に撮像することが可能。
  • 光を電気信号に変換し、信号電荷をメモリーに蓄積する際に新駆動方式を採用することで、飽和信号量を大幅に拡大。さらに、光を効率的に取り込む構造を採用し、各画素内の配置を最適化することで、高感度化とノイズ低減が可能。
  • 新駆動方式による飽和信号量の拡大と新たな画素構造による大幅なノイズ低減により、広いダイナミックレンジを実現し、輝度差の大きい撮影シーンにおいても、高画質で高精細な映像の撮影が可能。
  • 新開発のCMOSセンサーについて、今後、産業用・計測用分野への活用・応用をはじめ、映像制作機器など映像分野への展開を検討していく。

 

キヤノンがグローバスルシャッターを搭載したCMOSセンサーの開発を発表しました。

グローバルシャッターは構造が複雑になるので、画質面では不利になると言われていますが、今回のキヤノンのセンサーは大幅なノイズ低減と広ダイナミックレンジを実現しているということなので、画質面でも期待できそうですね。

この技術を使ったセンサーは、映像分野への展開も検討されているということなので、業務用機だけでなく一般向けのデジカメへの採用も期待したいところです。