キヤノンがグローバルシャッター採用の「Cinema EOS C700」を正式発表

キヤノンが、海外でシネマEOSシリーズのハイエンドモデル「Cinema EOS C700」を正式に発表しました。

Canon announces new flagship EOS C700 cinema camera

  • キヤノンはシネマEOSシリーズに、先日発表された同社のグローバルシャッターテクノロジーを採用したEOS C700を追加した。このカメラはC700、C700 PL、C700 GS PLの3種類のバージョンがある。
  • C700とC700 PL には、広ダイナミックレンジ(キヤノンは15段分と述べている)の4.5K Super35mmセンサーが採用され、C700 GS PL に、グローバルシャッターのSuper35mm 4Kセンサーが採用されている。
  • グローバルシャッターは、全画面を一度に取り込むことができる動画用として理想的な機能だ。多くのCMOSが採用するローリングシャッターはラインごとに取り込むので、ローリングシャッター効果(動く被写体が歪む)の原因となる。
  • 3機種全てがキヤノン標準のLogガンマ(Canon Log3、Log2、Log)に対応し、フレームレートは4K/60p、2K240pだ。
  • レンズマウントとセンサーは固定式ではなく、ユーザーが、EFマウントとPLマウントを切り替え可能で、センサーも標準のCOMSとグローバルシャッターCMOSを切り替え可能だ(これはキヤノンのサービスによって行われる)。EFレンズ使用時はデュアルピクセルCMOS AFが利用可能になり、PLマウント使用時はCooke/i レンズのメタデータ読み取りに対応する。
  • C700とC700PLの価格は35000ドルで12月に発売、C700 GS PLの価格は38000ドルで、2017年の1月に発売される。

 

噂通り、シネマEOSのハイエンドモデルC700が発表されました。C700 SG PLには、先日発表されたばかりのグローバルシャッターを搭載したCMOSセンサーが早くも実戦投入されているようです。この技術が、いずれ一般向けのカムコーダーやデジカメにも降りてくることに期待したいところですね。

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