Nikon 1シリーズはこれまで通り続けていく

dpreview に、フォトキナで行われたニコンのインタビュー記事が掲載されています。

Nikon Photokina interview

  • (一眼レフなどのカメラは将来ニッチ製品になり、そこにKeyMissionが入り込むと予想しているのか?)我々はこれまでのポリシーを変えたいとは思っておらず、引き続きベストの一眼レフを提供する。一方で、携帯デバイスの人気が上昇しており、モバイルの時代に適合する新しいソリューションを提供しなければならない。我々は顧客に幅広いソリューションを提供したいと思っており、KeyMissionはその中の1つだ。
  • (Nikon 1 シリーズの将来は?)これまで通り、Nikon 1 を続けていくつもりだ。KeyMissionへの注力によって、Nikon 1 シリーズの価値が落ちるわけではない。KeyMissonは、顧客を拡大するために発売した。
  • 一眼レフ市場にミラーレスカメラで入り込もうとしているメーカーもあるが、ニコンの立ち位置は、それらのメーカーとは異なっている。ニコンはフルサイズ・APS-Cの一眼レフとNikon 1の3つのシステムで、フルラインナップを提供しており、それぞれの顧客から良い反応を得ている。一眼レフとNikon 1 の間で食い合いになるとは思っていない。一眼レフとNikon 1の顧客は完全に別だ。
  • (上記の話はNikon 1 Vシリーズの顧客にも当てはまるのか?)J・SシリーズとVシリーズは異なるカテゴリで、Vシリーズの顧客は、一眼レフをよく知っており、Vシリーズをサブカメラとして使用している。Vシリーズで重要なのは高速連写とAF精度で、これはプロの写真家の要望に沿うものだ。Nikon 1 は彼らのメインカメラにはならないが、大いに彼らの役に立つだろう。
  • (DLシリーズの顧客はNikon 1 とは異なる?)DLシリーズはD800シリーズのユーザーをターゲットにしている。DLシリーズは、そのようなユーザーのセカンドカメラとして最適だ。このためDLシリーズは、メニューのGUIを一眼レフと同じもの変更している。一眼レフのユーザーは、DLシリーズを全くストレスなしで使えるだろう。電源スイッチも一眼レフと同じ位置にした。

 

Nikon 1 シリーズに関しては、ここでも他のインタビューと同様に継続を明言しているので、今後も新製品の登場が期待できそうです。

今後、Nikon 1 は特定のシリーズ(Jシリーズ?)にだけに注力するのか、または他のシリーズも開発するのかについては、dpreviewによると明確な回答を得られなかったとのことです。

あと、DLシリーズのコンパクトは、ユーザーインターフェースを一眼レフと同一にしているということなので、このシリーズは、ニコンの一眼レフユーザーのサブ機に最適なコンパクトになりそうですね。