DxOMarkにタムロンSP150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2のスコアが掲載

DxOMark に、タムロンの新型の超望遠ズーム「SP 150-600mm f/5-6.3 Di VC USD G2(Model022)」のスコアとレビューが掲載されています。

Tamron SP150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2 Canon review 

 テスト機は5DsR  Tamron
150-600新型
Tamron
150-600旧型 
Sigma
150-500OS 
 Canon
100-400II型 
DxOMarkスコア 19 21 19 24
解像力 14P-Mpix 16P-Mpix 14P-Mpix 24P-Mpix
透過 6.7T 6.6T 6.6T 5.6T
歪曲 0.5% 0.4% 0.3% 0.2%
周辺光量落ち -1.3EV -0.9EV -1.3EV -1.1EV
色収差 8μm 8μm 8μm 4μm

  • 新型は旧型から光学系が更新されているにもかかわらず、全体の画質は、わずかに低下している。
  • 透過と歪曲は旧型よりも若干増えているが、どちらも心配はない。周辺光量落ちは一番隅の部分で増加している。新型は全体的に解像力が低下しており、特に隅ではこれが顕著だ。旧型は、望遠端を含むズーム全域で開放からとても素晴らしかったが、新型のG2では、それよりも若干劣っている。新型は広角端は旧型同様とてもシャープだが、望遠側にズームするに従って解像力が落ち、望遠端ではそれが顕著になる。
  • ライバルのシグマの2本の150-600mmはまだテストしていないが、旧型のシグマ150-500mm OSは、性能的にタムロンの新型に非常に近い。解像力のピークはほぼ同じだが、画面全体の均一性はシグマ150-500mm OSの方が高い。
  • キヤノン100-400mm II は、解像力はこれらのレンズの中で最も高く、画面全域でほぼ均一で、400mmではシグマとタムロンを楽々としのいでいる。
  • タムロンは新型でレンズに大きな変更を加えており、光学系もリフレッシュしている。旧型に比べて若干の解像力の低下(主に周辺部で)という結果になっているが、それでもなお、タムロンの新型は素晴らしい性能で、価格も非常に安価で魅力的なレンズだ。

 

表にあるシグマは、旧型の150-500なのでご注意ください。タムロンの新しい150-600mmは、光学系も旧型から変更されているので、光学性能の向上が期待されましたが、DxOMarkのテストでは若干の性能ダウンという残念な結果ですね。

この結果が新型150-600mmの実力なのか、テストしたレンズがたまたまハズレの個体だったのかが気になるところです。