富士フイルムGFXとライバルとの画質の比較レビュー

dpreview の比較ツールに富士フイルムGFX 50S のデータが追加され、645Zや5DsR、α7R II との画質の比較レビューが掲載されています。

Fujifilm GFX 50S added to our studio test scene

  • GFX 50S の解像力は素晴らしいが、とは言うものの、EOS 5Ds Rも同じようによく解像している。4機種のカメラ(GFX、5Ds R、645Z、α7R II)全てで、細かい部分にモアレが見られる。
  • 高感度ノイズに関しては、GFX 50S は645Zとかなり近い性能で、センサーサイズから予想された通り5Ds Rよりも良好だ。しかし、裏面照射型センサーを採用するα7R II は中判センサーとの高感度ノイズの差を縮めている。
  • GFXのJPEGの画質は、発色は明るくパンチがあり、空の色と肌の色の双方が良好に再現されており、Xシリーズのカメラと同じくらい好ましいものだ。デフォルトのシャープネスはかなり強いが、これは細部のディテールを強調するには効果的で、あまり副作用もなく、ディテールのレベルでライバルをリードしている。
  • 同様にノイズリダクションも、ノイズの抑制とディテールの維持のバランスに優れており、最高感度の設定でも十分に実用になる。富士フイルムが、GFXの最高感度をISO12800で抑えているのが奇妙に思える。
  • ダイナミックレンジのテストでは、このセンサーが非常に良いセンサーであることを示唆しているが、ラチチュードのテストでは、D810より若干良い性能に過ぎなかった。

 

dpreviewのスタジオシーンでは、RAWでは、GFXと645Zの差はあまり見られず、35mmのフルサイズ機と比較しても低感度では意外と差は小さいという印象です。

ただ、JPEGになると、GFXは他の機種よりもノイズが少なく、かつ解像感も高いので、かなり差が広がるように感じます。GFXのJPEGは、とても見栄えがしますね。