- ボディはマグネシウム合金で、非常にしっかりとしている。フロントグリップは大きく、背面にも十分な大きさのサムグリップがあるので、しっかりとホールディングすることができる。
- ファインダーは大きく快適だ。
- AFは測距点がD810よりも範囲が広くなっており、OVF使用時は高速だが、ライブビューはコントラストAFであまり速くない。
- 3.2インチのモニタは、色再現が良く、文字はシャープでクリアで、視野角が広い。タッチパネルの反応は良好だ。
- ボタンは照明付きで、暗い場所や夜間の撮影では使いやすい。D850の操作系は、D810やD500を使い慣れている人には、とても馴染み深いものに感じるはずだ。
- スナップブリッジを使ってBluetoothで画像をスマートフォンに転送できるが、原寸大の画像を転送することはできない(アプリで選択肢がグレーアウトしている)。これは45MPの画像では、転送時間がかかりすぎるためだと推測している。
- Wi-Fiを使ってスマートフォンからリモート撮影が可能で、測距点の選択や、シャッターを切ることはできるが、設定の変更や録画の開始はできない。この制限されたリモート撮影機能は、廉価なコンパクトなら妥当だが、プロ用の一眼レフとしては、機能が少なすぎて非常にがっかりした。
- フォーカススピード、シャッターレスポンスは非常に早く、撮影から次の撮影までの間隔も非常に短いが、ライブビューではずっと遅くなる。動画時のAFも非常に遅い。連写はJPEGでは7コマ/秒で50枚、RAW(非圧縮14bit)では7コマ/秒で20枚だ。
- AFは旧型よりも高性能で、様々な光の状況下でも正確で一貫している。顔認識はポートレートで役に立つが、ミラーレスカメラの瞳認識ほどの性能はない。
- 色再現は自然な暖色系で、ポートレートは満足の行く結果だった。露出も信頼できる。
- カメラ撮って出しの画像は、デフォルトの設定でもシャープでディテールに富んでおり、素晴らしい結果が得られる。JPEG画像の大きさは16M-36M、RAWは48M-72Mで、大容量のメモリカードを使うことを勧める。
- 高感度は、ISO64-3200まではノイズが極めて少なく、良好なディテールが得られる。ISO6400-12800でもまだ良好な結果が得られるが、ノイズは増え、ディテールも減ってくる。ISO25600は、用途によっては、まだ利用可能な画質が得られる。ISO51200はノイズが強烈になり色も薄くなるので、可能なら使用を避けた方がいいが、縮小してWebで使うなら実用になるだろう。D850の高感度性能はD810より改善しており、α7R II と同程度の性能だ。
- 標準の設定では、D850はノイズリダクションが強く、D810のユーザーはノイズリダクションを「low」の設定で使いたくなるだろう。
- オートホワイトバランスは、ミックス光源でも蛍光灯でも良好だ。
- 動画は、シャープでディテールも豊富で画質は良好だ。動画のAFは、キヤノンのデュアルピクセルAFほど速くはなく、動画はマニュアルフォーカスか、フォーカス固定で使うことを推奨する。レンズのAF作動音がカメラのマイクに入りやすい。
- D850は高画素と高速連写の双方が不満なく両立されたカメラだ。高感度性能は素晴らしく、D810よりも改善されている。このカメラは、より高画素機に移行したいと考えているニコンユーザーにとって素晴らしい選択肢になるだろう。
- 良い点:素晴らしい画質、素晴らしい高感度性能、ホワイトバランスの選択肢が豊富、改善されたAF性能、素晴らしいバッテリーライフ、4K動画、ハイスピードフルHD動画、大きくクリアなタッチ式のモニタ。
- 悪い点:リモートコントロールアプリの機能が非常に少ない、ライブビューのAFが遅い。
D850は、ファインダーやAF性能、画質、連写性能など、スチルカメラとしての基本的な部分は申し分の無い仕上がりのようですね。高画素化しつつ高感度にも強くなっているので、幅広い用途で活躍してくれそうです。ただ、ライブビューや動画のAFは苦手項目のようなので、動画の頻度が高い方にはあまり向いていないかもしれませんね。
通りすがり
リモートコントロールアプリの機能が非常に少ない点は、以前にパナソニックのエアコンをスマホアプリで操作しようとしたら電安法に引っかかったみたいな話(今はエアコンの件は解決済み)と同じなのか、単にこれからのファームアップで何を変更可能にするか議論中なのか、というところかな?自分は手の届かない所でシャッターを切るときは基本オート頼りであまり細かく設定できてもあまり意味がないような気もします。
BKR
素晴らしく、バランスの取れた機体ですね。
5D4と次期5DSの良きライバルとなりそうです。
個人的には、この度新たに発売された、フィルムデジタイズアダプターES-2がとても気になります。
4544万画素ならば、フィルムスキャナー以上の結果が出せるかなと、期待しております。
GAVA
ある意味、レフ機として静止画を追及したモデルですね。静止画関連の性能では、不満を持つ点はほぼ無いでしょう。反面、ライブビューの進化は停滞してますが。
ミックスナッツ
像面位相差AFは画質に影響するので入れなくて正解かと。動画はそもそもlogに対応してない時点で使えないので、スチルを極めてほしい。
ジラちゃん
明日手元に来ます。
下取りのタイミングが合わず1日ズレてしまいました。
さて、このD850は私にとって最後の一眼レフになります。
年齢を考慮しますと次は厳しいです(笑)
個人としてはスチルのみですので特別不安はありませんが、チルト液晶になった事でライブビュー撮影が増えるハズですので反応が遅いというのは気になりますね。
リモートは他の方と同じでリモートレリーズ出来れば良しとします。
メモリーカードはXQDの将来性が無いのでSDHCのみで使って行きます。
元々、都度のショット数は多くて100ショット程度ですので特別不安視してません。
撮って出しJPEG人間ですので撮って出しが向上しているのは嬉しい限りです。
C62重連北斗星
二日間ではコメント出来るレベルでは有りませんが、重厚な画質です。
ファインダーはやっとフィルムカメラに追いついて来たようで気持ちが良い。マット面はFM3Aの方が好きですが。
もう一日テスト撮影とバイアス調整をして明後日から実戦投入します。
気分一新で予備バッテリーも新品で揃えましたが、810よりバッテリーを喰ってる感じがしています。気のせいかもしれませんが。
カップ
確かに動画のAFで苦手な面がありますが、一眼レフユーザで動画メインという人もほぼいないでしょうからあまり問題ないでしょうね
死神博士
良い意味でニコンらしいカメラですね。
最近では動画が撮れないから買わない、と言った意見もありますが、スチル写真を撮る道具としては秀逸だと思います。
有ってもいい、くらいの機能は無い方が結局使いやすいですしね。
あー、金が無い・・・買えない・・・
N
発売日に手に入れ、早速バッテリーパック無しでスポーツ撮影に使ってみました。
普段スポーツではD5を使っているのでその比較になりますが、秒間7コマ、バッテリーの持ち、iso3200以上での高感度といった部分ではさすがに弱みを感じますが、高画素故のトリミング耐性は非常にありがたいです。
少し広めに撮っておくことで大事なところが切れてる惜しい写真というのは激減しました。
こういった使い方は主流ではないと思いますが、こういった用途でも十分活躍できるまさに高性能オールラウンダー機だと思います
ひろくん
発売日朝入手しました。まだテスト中ですが、完成度の高い素晴らしいカメラに仕上がっていますね。野鳥はD500、風景・星景はD810Aと使い分けていましたが、野鳥・風景・星景撮影とこの1台でこなせそうです(旅の機材の軽量化)。裏面照射高画素素子で、面積比 1/40 にトリミングしてもカワセミの羽毛がきれいに解像しているのには驚きでした。D500(DX機)で 1/20 のトリミングより解像度は良さそうです。連射もストレスを感じさせないバッファー容量があります。良い買い物でした。高感度ノイズもD810Aより少なそうです。
chapel
>ジラちゃん様
自分昨日から使用してますが最高の相棒になりそうです!
概ねこのレビュー通りかと。 D850楽しみましょう!!
ジラちゃん
>chapel様
810の後継機と散々言われていますが若干使ってみただけで別物ですね。
前のボディがD800Eであった事から余計にそう感じるのかもしれません。
今は色々設定確認と試写でアタフタしております(笑)
しかし、試写とは言え出てくる撮って出しの絵には3600万画素と4500万画素の差は圧倒的ですね。
センサーが裏面照射で有ることも全く風味の違う絵を排出しているのでしょうけど、凄い完成度にNikon社の社運を掛けた本気度と熱を感じておる次第です。
Neko
初日に手に入れられてラッキーでした。まだ、テスト撮影もしてません。(T_T)
ファインダーは凄く見やすいと感じています
ライブビューは個人的に使わないのでそんなに気になりません。スナップブリッジは、D500の時と同じようにレリーズ機能のみ使う予定です。XQDカード(レキサー)はチャーリー系の企業が商標権を習得したと言う情報があります(信頼できるかな?)サンディスクから再度発売して欲しいです。
バッテリーパックをどうするか悩んでます(クジラの撮影にボート上での+500gはきつそうです)
KNN
一応初日に手に入れられました。
連続撮影枚数はRAW+jpgFINE★(負荷のかかっている状態で)
14コマでしたね。
高速連写多用ではちょっと・・・かも。
APS-Cの高速機よりは少ないです。
ちなみに電池は古いEN-EL15はD500のときに全交換したのでaなしでも可能でした。
互換のサードパーティーでは使用できませんでした。
FA
FWのVerUPで
LV問題やリモートコントロールの低機能、無音モードでのフリッカー対策などは、何とかなるような気がします
要はFWの開発グループがパワーを割けるかどうかに
掛かっていますからね
Debug、対応できる要望などを聞き入れたFWを期待しています
TK
9日に届いてさっそくテスト撮影に出ましたが、最初にシャッターを切った時にD810よりもシャッター音も振動も軽くなっているような感じがしました。D510とFn1ボタン以外の配置がまったく同じなので違和感がまったくないのもいいです。
ファインダーもさらに明るく大きく見えるようになり、私の好きなF6のファインダーと比べても差を感じなくなりました。もっともペンタ部の形はF6のほうが私は好きですが、内蔵ストロボがなくなってすっきりしました。
画質に関しては高感度画質はEXPEED5と裏面照射型素子のおかげで良くなっているようですが、解像感に関してはPCの画面で見る限り画素数が増えた割には期待したほど向上した感じがしません。もっともこれはA2版以上でプリントしなければわからないことなのかもしれませんが。
グリップが改良されたのかホールド感は良くなりました。重いのはD810とそう変わりませんが、D500よりも持った感じは良いです。
電子シャッターで完全に無音、無振動で撮影できるのは大変良いと思いますが、逆に三脚の性能が足りないのがわかってしまうかもしれません。
メモリーカードもバッテリーもD500と共用できるのはコスト面で大変ありがたいです。バッテリーグリップも同時に購入しましたが、やはりあれを付けるとかなり重くなるので連写と望遠撮影はよほどのことがないかぎりD500を使うことになりそうです。
C62重連北斗星
再度の書き込みで失礼ですが、御報告しておいた方が良いので。
仕事上欠かせないレンズとしてマニュアルレンズも現役使用で、
Ai55/3.5・Ai-S28/2.8・Ai20/4は必須なのですが、露出精度が格段に向上していてAF-Sと同等に使用できます。これらは「タンポポチップ」なる物でAi化してありますが、未加工のレンズも登録テストしたところ同様の結果でした。
まだ十分マスターした訳では無いのですが、ISOオートがマイメニューに登録不可のようで少々不便です。
寅泰
C62重連北斗星さん:
ISOオートはISOボタン+サブコマンドダイヤルで切り替えできます。
ひろくんさん:
ISO400からゲインアップしているそうで、低感度ではD810、高感度ではD810Aに切り替わる感じです。
タケクマ
TKさんの感想で、解像感が、期待以下というのは気になりますね
僕の周りには、解像度が上がっているという人が多いのですが・・・・