パナソニックが「LUMIX DC-G9」を正式発表

パナソニックが海外で、スチル写真家向けのハイエンドm4/3カメラ「DC-G9」を正式に発表しました。

Panasonic G9 offers pro-level features (dpreview)

  • パナソニックが、特にプロのスチル写真家をターゲットにした「LUMIX DC-G9」を発表した。G9は、20コマ/秒の高速連写が可能で、GH5と同じ20MPのセンサーを採用しているが、より良好なJPEG画質が得られるように調整されている。
  • G9はセンサーシフトで8回撮影し、80MPの超高解像力のRAW画像を生成する機能も備えている。
  • G9の手ブレ補正は6.5段分の効果(広角側ではボディのみで、望遠側ではDual I.S.2を使って)で、レンズ交換式カメラの中で最高の性能がうたわれている。この手ブレ補正には、ジャイロセンサーだけでなく、撮像センサーや加速度センサーからの情報も使用してより高精度な手ブレ情報を演算する新開発のアルゴリズムを採用した。
  • AF測距点は225点で、DFDは改善され、AFは速度と動体追尾の両面で進化している。連写はAF追尾で電子シャッターで20コマ/秒(機械シャッターでは9コマ/秒)で、AF固定では60コマ/秒(機械シャッターで12コマ/秒)だ。バッファーはAF固定の連写の場合、RAWで50枚まで撮影できる。ファインダーは高速連写時でもブラックアウトしない。
  • G9のボディは金属製で、防塵防滴仕様、耐低温-10℃だ。また、AF測距点選択用のジョイスティックを備えている。
  • EVFは368万ドットの有機ELで、倍率は換算0.83倍になる。液晶モニタはバリアングルで、UHS-II対応のデュアルSDメモリーカードスロットを搭載している。
  • 動画は4K 60fpsで、最大ビットレートは150Mbpsだ。動画は全画素読み出しでクロップはしない。4K 60fpsのスローモーション動画や、フルHD180fpsのスローモーション動画も撮影できる。6Kフォトと4Kフォトも搭載している。
  • バッテリーはGH5と同じDMW-BLF19で、バッテリーライフはCIPA規格で400枚。
  • ISO感度は、ISO200-25600(拡張でISO100-25600)
  • シャッターは機械シャッター60秒-1/8000秒(シンクロ1/250秒)、電子シャッター1/32000秒。
  • 大きさは137 x 97 x 92mm、重さはバッテリー込みで658グラム。
  • G9の発売は2018年1月、価格はボディのみ1699ドルだ。バッテリーグリップDMW-BGG9も同時発売で、価格は349ドルになる。

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G9のスペックは、ほぼ噂通りで、AFの追従20コマ/秒の連写や、連写時にブラックアウトしないファインダー、80MPのハイレゾモード、改善されたAF、6.5段分の効果の手ブレ補正など、スチルに関する機能はGH5よりもかなり優れているようです。

加えて4K60fpsの動画も撮れるので、動画機としてもハイスペックですね(GH5とは10bit記録やV-Logの有無、録画時間などで差別化するのでしょうか?)。G9の価格は1699ドルで、先日の噂よりは安価になっているようです。