シグマ「16mm F1.4 DC DN Contemporary」は素晴らしい性能でコストパフォーマンスに優れたレンズ

ePHOTOzine に、シグマのミラーレス用の広角単焦点レンズ「16mm F1.4 DC DN Contemporary」のm4/3版のレビューが掲載されています。

Sigma 16mm f/1.4 DC DN Contemporary Review

  • 重さは380グラムと控えめで、持ち運びは苦にならない。フォーカスリングは電動で、非常に滑らかに動く。
  • AFはステッピングモーターが採用され、とても速く静かだ。
  • 解像力は、中央は開放からF2ではとても良好な値(very good)で、F2.8からF8では素晴らしい値(excellent)になる。隅の解像力も立派なもので、開放からF2.8ではとても良好な値(very good)で、F4とF5.6では素晴らしい値(excellent)だ。

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  • 倍率色収差は中央はわずかで、隅では少し高い値になる(開放で0.9ピクセル前後)が、大部分の状況で問題はないだろう。
  • 歪曲は-0.08%とほぼ完璧で、これがレンズの光学補正によるものか、後処理によるものかは、自動補正がOFFにできないので分からないが、いずれにしてもこれは素晴らしい結果だ。
  • 逆光では、フレアを出すことがとても困難で、太陽を直接入れた場合でさえフレアはでなかった。
  • ボケは全体的にとても滑らかで、後ボケには全くうるささは見られない。
  • 全体として光学性能は素晴らしく、「Artレンズにほぼ匹敵する性能」というシグマの主張に沿うとても優れたレンズだ。
  • 価格は449ポンドで、このレンズの直接のライバルは不在だが、大口径を考えると、コストパフォーマンスは良好なように思える。
  • シグマの16mm F1.4 は素晴らしい性能で、非常に明るく価格もリーズナブルで、m4/3ユーザーとEマウントユーザーの双方にとって魅力的なレンズだ。
  • 良い点:素晴らしい解像力、色収差が少ない、歪曲が無視できる大きさ、価格が安い、F1.4の大口径、動画に使える静かなAF、防塵防滴。
  • 悪い点:距離目盛りと被写界深度目盛りが無い。

 

シグマの16mm F1.4は、解像力は開放付近から十分に高く、ボケもとても綺麗で、非常にコストパフォーマンスの高いレンズという印象です。あとは、Eマウント版のテスト結果も見てみたいところですね。