富士フイルムGFXは予想を超える売れ行き

DPReview に、CP+2018会場で行われた富士フイルムのインタビュー記事が掲載されています。

Fujifilm interview"

  • (GFX 50S の販売は?)計画以上に売れている。更に目覚ましいのはレンズで、非常に多くのレンズも売れている。全体として、GFXの販売は予想を超えている。我々はアマチュアがGFXシステムを購入するとは予想していなかったが、調査の結果、アマチュアのユーザーが80%で、プロは20%だった。これは驚きの結果だ。
  • (GFXのレンズは単焦点に注力する?)現時点ではイエスだが、顧客からズームレンズの要望があることも分かっている。
  • (Xシリーズのラインナップにどうしてより大きなカメラX-H1を取り入れたのか?)X-H1の目的の1つは、大型のレンズと組み合わせるための大きなグリップとより優れたハンドリングを求める顧客に応えるためだ。X-H1は追加製品で、我々は、より小さいカメラも維持する。X-E3では、X-H1とは逆の方向に小型化した。
  • (富士フイルムから他のカメラシリーズが登場するのか?)現行の製品で大部分の用途をカバーしていると考えているので、追加は必要ないと感じている。我々はAPS-Cカメラに焦点を合わせたいと思っている。APS-Cはサイズ、スピード、品質において最高のバランスだ。
  • (X70後継機のようなハイエンドコンパクトが登場する余地はあるか?)ある。検討しているところだ。
  • (X-H1はAFが強化されたが、これはX-T2にも適用されるのか?)イエスだ。これは技術的に可能だ。引き続きファームウェアのアップデートに力を入れていくが、どのカメラに新機能が求められているのか判断する必要がある。
  • (富士フイルムは今後18ヶ月でどの方向に向かう?)Xシリーズのスチル機能には改善の余地が大いにある。ファームウェアのアップデートも方法の1つだが、それには制約があり、ハードウェアの革新も続ける。
  • (キヤノンとニコンがフルサイズミラーレスに参入する可能性があるが、富士フイルムの差別化要因は?)良い点の1つは、過去の遺産が無いことだ。我々は35mmフォーマットや過去のレンズ資産に固執していない。また、アナログの操作系も大きな違いの1つだ。

 

GFXシステムは、ボディだけでなくレンズも極めて良く売れているということなので、今後もシステムの拡充が期待できそうですね。

X-T2に関してはAFの強化が明言されているので、新しい機能改善ファームの登場が期待できそうです。

また、X70後継機は「延期になった」という噂が流れたきり音沙汰が無くなっていましたが、検討中ということなので、期待してもよさそうですね。