・Canon Patent Application CINI-EOS with hybrid OVF/EVF viewfinder
- この特許(日本特許公開2018-56635)は、最近目にした特許の中でも特に興味深いものだ。ミラーはセンサーの周囲を覆うように切り抜かれ、そしてEVFはミラーの穴の空いた部分(この穴の大きさはSuper-35サイズだ)を埋めるように使用される。
OVFの表示はEVF表示の周囲に表示され、ファインダーを覗くと中央にEVFの映像が、そして、大きなミラーによるOVFの映像がそれを取り囲む。このファインダーによって、動画撮影者は、Super-35を超える画角を見ることができるようになる。
キヤノンの特許のOVF/EVFのハイブリッドファインダーは、画面中央のSuper-35の範囲がEVF、その周囲の部分がOVFで表示する仕組みで、通常のEVFでは不可能な、画面の外側を確認しながらの動画撮影が可能になりますね。
このような複雑な光学系のファインダーが作れるなら、ミラーダウン時はOVFでミラーアップ時はEVFというハイブリッドファインダーも実現できそうですね。
ドルンブルク
キヤノンの革新的な特許が続きますね。小生は動画をあまり撮らないのですが、シネマを本格的にやっている方からすると、撮影に使われる外の情報というものは気になりますよね。それにしてもペンタプリズム部分の光学系がややこしくて複雑な機構に思えます。
この構造を読み解くとミラーをアップするとEVF部分だけ見えて、撮影部分の周りが見えなくなります。ミラーをダウンしているときにペンタプリズムの上に反射している小さなミラーを閉じてしまえば、OVFだけ見えるようになりますね。
ハイブリッドファインダーに対してのキヤノンからの一つの解答だと思います。
虚弱体質
なるほどsuper35のカメラにフルサイズ対応レンズを付けて撮影する場合に、センサーでクロップされる外側のエリアだけをミラーで反射させて、EVFの外側にOVF像を出せるようにすると。
でもこれ、フルサイズのカムコーダーをsuper35クロップしたときに、ファインダーにクロップ域を示すボーダーが描かれたフルフレームのEVF像を出すようにしたら同じ事が出来ますよね
take
これはハイブリッドと言えるんでしょうか。
super35以上のセンサーでEVFにクロップ枠を表示するのに比べて、余計な熱や読み出しを抑えるメリットがあるとは思いますが。
ふく
光学系を見るとさすが光学メーカーと思ってしまいますね。
虚弱体質さんのおっしゃっている方法でも同等のことはできますし、
暗い中ではその方が強いなどメリットもあるかもしれませんが、
そのためだけにひとまわり大きなセンサーを使うのはコスト面や電力面でメーカーとしてもユーザーとしても得策とは言えないのではないでしょうか。
ライト
ミラーやペンタプリズムを搭載するコストや重量やスペースに対する効果がどれ程のものか何とも言えないですね。
ハイブリッドファインダーの前に既存の一眼レフに外付けEVFが装着できるようになってみてほしいですね。
再びGユーザー
面白いですね
可動させる必要はないからこれだけ複雑でもでも大丈夫で、135センサーのクロップよりも高速読み出しが簡単で低電力と良い事だらけ
気になるのはミラーボックスより径が小さいので下側に向かってケラれないのかどうか
YKCN
NDフィルターを使用した時はどうなるんでしょう?
センサー面だけに作用するのか。映像と実像の露出の見え方の差など気になります。