・Olympus 17mm f/1.2 Pro M.Zuiko Digital ED
- 解像力は、開放から中央も隅もどちらも際立ってシャープで、このような明るい広角レンズとしては、とても素晴らしい。絞ると少し解像力の改善が見られるが、開放からそれほど変わらない。このレンズは開放でも絞っても極めてシャープだ。
- 倍率色収差は、全体に非常によく補正されている。絞るとF5.6までは若干増加するが、それ以降は変わらない。
- 歪曲は、0.5%を下回る非常に小さなタル型だ。
- 周辺光量落ちは開放付近で見られ、1/2EVを若干超えるが、これは大口径の広角レンズでは普通のことだ。絞ると周辺光量落ちは改善し、F4からF8では1/4EVを下回る。
- 17mm F1.2の鏡筒は25mm F1.4や45mm F1.2とほとんど同じで、見事なクオリティだ。このレンズは大きさの割りに意外なほど重く感じるが、E-M1 / E-M1 Mark II とのバランスは良好だ。しかし、GX850(GF9)のような小型のボディとの組み合わせではフロントヘビィに感じる。
- 17mm、25mm、45mmのレンズのサイズと形状、重量がほぼ同じなので、カメラバッグに複数のレンズが入っていると、どのレンズを手にとっているのか区別が難しい。3本のレンズでフィルター径が揃えられているのは、良いことだ。
- AFは静かで非常に速い。MFはフォーカスバイワイヤ(モーター駆動)で、AFモードでは無制限に回転するが、MFモードでは最短と無限遠の両端で止まる。最短から無限遠までの回転角はわずか45度だ。
- 全体として、オリンパス17mm F1.2 PRO は驚きの光学性能だ。このレンズは開放でさえ素晴らしい画質で、鏡筒の造りも際立ったクオリティだが、この高性能はコストに響いており、価格は高価だ。
F1.2の大口径広角レンズにもかかわず、Blurテストのチャートが開放から全域で高解像力を示す紫色なのは見事ですね。このレンズは、周辺画質を全く気にすること無く開放を多用できそうです。
オリンパスのF1.2シリーズは、いずれも非常に評価が高いので、今年の終わりに登場すると噂されている12mm F1.2も楽しみですね。
みや
今年のカメラグランプリで、ある審査員が持ち点全部これに入れていました。それが理由でベストレンズになったわけではありませんが、気持ちはわかります。小生も、発売日にはしっかり手に入れましたが、凄いレンズには同感!
べべべ
この一分の隙もない解像力に、オリンパスがこだわっだ美しむにじむボケが共存しています。さらに35mm判換算の最大撮影倍率0.3倍と近接にも強く、本当にオールマイティのレンズです。
マイクロフォーサーズで、しかも準広角ですが、ボケは十分です。
室内ポートレートには最強、高価ですが、買って全く後悔していないレンズです。
Aron
スナップからポートレートまで使える良いレンズです。
おっちゃん
問題は価格でしょうか
マイクロフォーサーズ規格で10万超えるとなかなか手を出し辛い人が多いと思います。モノが良いからというのは納得なのですけれどね。
オリプロ パナライカ シグマと
この焦点域にレンズが多く迷ってしまいます