Phase Oneが中判では世界初の裏面照射型センサーを採用した「iXM 100MP」を発表

Phase One が、ソニー製の100MPの裏面照射型センサーを採用した、中判の空撮用カメラを発表しています。

Phase One iXM 100MP aerial camera uses world's first BSI medium format sensor (DPR)

  • デンマークのカメラメーカーPhase One が、世界初の中判の裏面照射型センサーを採用した空撮用のカメラを発表した。このカメラの名称は「iXM 100MP」で、昨年の11月に登場したソニー製センサーを使用した最初のカメラだ。
  • 50MPバージョンの「iXM 50MP」も発表されているが、「iXM 100MP」は裏面照射型センサーが採用され、高感度性能とダイナミックレンジが改善されている。
  • この2機種のカメラは縦横比4:3の44 x 33mm のセンサーが採用されており、いずれのカメラもメディアはXQDで、HDMI端子、USB-C端子、10Gイーサーネット端子を備えている。
  • このシステム用に専用設計された4本の新しいレンズも登場している。シャッターは最高速で1/2500秒のリーフシャッターで、3コマ/秒で撮影できる。シャッターの耐久性は50万回だ。
  • iXMのカメラシリーズとレンズの発売は2018年6月で、レンズは10000ドル、iXM 100MP の価格は40000ドル、iXM 50MPの価格は21000ドルになる。

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ソニーの裏面照射型センサーを採用した中判カメラが早くも登場しました。以前は、裏面照射型センサーの大型化は難しいと言われていましたが、技術の進歩は本当に速いですね。中判の100MPの裏面照射型センサーからどのような絵が出てくるのか興味深いところです。

iXM 100MPは完全な業務用で非常に高価ですが、このセンサーは、登場が噂されている富士フイルムのGFX 100Sにも採用されると言われているので、そちらはもう少し身近な価格になることを期待したいですね。