DPReviewが「PENTAX K-1 Mark II 」の再テストの結果を掲載

DPReview が、PENTAX K-1 Mark II のスタジオテストを再度行って、レビューとスコアを修正しています。

Letter from the reviews editor: Pentax K-1 Mark II studio scene re-shoot

  • 5月7日に、K-1 Mark II のレビューを公開したが、スタジオテストで初代K-1のテストで使用したFA77mm F1.8ではなくD FA50mm F2.8 を使用していた。また、レビュー公開後にK-1 Mark II のISO12800のファイルの画像処理に誤りがあったことが分かった。これらの問題の影響を考慮して、リコーに依頼して、再度K-1 Mark II とK-1、そして厳選されたFA77mm F1.8を送って貰った。
  • K-1 Mark IIで再度撮影を行った結果、ISO12800の画像の評価と、JPEGの発色の印象が大幅に改善され、我々はレビューとスコアの双方を修正した(サンプル)。しかし、全体的な評価は大きくは変わっていない。その一番の理由は、再テストでもなお、K-1 Mark IIがRAWにノイズリタクションをかけているのが明白だったからだ。
  • K-1 Mark II では、ISO819200が選択できるようになったが、その画質と有用性には疑問符が付く。RAWのノイズリダクションは、高感度ではノイズを顕著に減少させるが、画質を完全にコントロールしたいハイエンドカメラのユーザーにとって、その価値は疑わしいものだ。
  • K-1 Mark II は頑丈で他には無い特徴を持ち、画質も優れており、悪いカメラではないが、今回の再評価を持ってしても、K-1 Mark II は全体では競合他社に後れを取っており、K-1 Mark II を推薦するのは難しい。また、K-1からのアップグレードに500ドル支払うことを推奨するのも困難だ。

k-1mk2_iso12800raw_comp.jpg

K-1 Mark II の新しいスタジオサンプルでは、前回のサンプルにあった高感度のモヤモヤ感がなくなり、ディテールもずっと豊富になっているという印象です。

DPreviewの評価も高感度のRAWの画質やJPEGの発色などが良い方向に修正されていますが、点数は80点(前回のテストでは79点)で、総合的な評価は前回とあまり変わっていないようです。