キヤノンのASCとフッ素コーティングを融合した新コーティングの特許

Canon News で、キヤノンのASC(エア・スフィア・コーティング)とフッ素コーティングを融合させた新しいコーティングの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Air Sphere Coating and Flourine being combined

  • この特許出願(USPTO20180148603)では、キヤノンはレンズのフレアとゴーストを大きく抑えると同時に、前玉のクリーニングをしやすくし、前玉を綺麗な状態に保つために、ASCとフッ素コーティングの2つのコーティングを融合させている。

    ASCは100-400mm L II に採用されており、そしてフッ素コーティングは、多くのキヤノンのLレンズに採用されている。

    この新しいコーティングの技術が、キヤノンの将来のハイエンドのLレンズに採用されても驚きはないだろう。

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ナノコーティングのような新世代のコーティングは拭くと剥がれてしまうために、前玉には使えませんでしたが、今回の特許のようなフッ素コーティングと融合した新コーティングができれば、前玉にも新世代のコーティングを施すことができるようになりそうですね。