フルサイズミラーレスの2018年10月の販売台数シェアはソニー67%、キヤノン22.1%、ニコン10.4%

BCN+Rに、フルサイズミラーレスのメーカー別シェア、機種別シェアに関する記事が掲載されています。

フルサイズミラーレス一眼市場の今

  • 「BCNランキング」によると、ミラーレス一眼市場の中でフルサイズミラーレス一眼は、2017年10月の時点での台数構成比が2.9%、金額構成比が10.6%と小さかったが、18年9月にニコンのZ 7が発売、10月末にキヤノンのEOS Rが発売すると構成比が一転。18年10月には、台数構成比が8.2%、金額構成比に関してはフォーサーズの22.2%を上回って27.2%と大幅に増加した。

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  • 18年7月までソニーが(フルサイズミラーレスの)ほぼ100%に近いシェアを確保していたが、8月にニコンZ7の予約販売開始、9月にキヤノン「EOS R」の予約販売によって2社の販売シェアが上昇。10月に、キヤノン、ニコンの両社を合わせて32.6%まで達した。ほぼ100%のシェアを持っていたソニーは約67%まで後退した。

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  • フルサイズミラーレス一眼の機種別シェアでは、EOS Rの発売日は10月25日のため、たった1週間で1位を獲得したことになる。

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ニコン、キヤノンのフルサイズミラーレスの参入でAPS-Cはほとんど減っていませんが、マイクロフォーサーズがシェアを奪われているようです。

ソニーはニコンとキヤノンの参入によってシェアが67%まで後退したとは言え、フルサイズミラーレスでは、まだまだソニー1強と言っていい状態ですね。

これからニコンZ6、パナソニックS1/S1Rなどが登場して、フルサイズミラーレスのシェアがどのように変化するのか興味深いところです。

機種別のシェアでは、10月はEOS Rが1位になっていますが、α7 III はボディとレンズキットが別々にランクインしているので、実質的にα7 III が1位と見てよさそうです。Z7は単価が高いので、金額シェアならもっと上位にいきそうですね。